見やすく管理できる営業リストとテレアポリストのテンプレート(フォーマット)を、Excel(.xlsx)とCSVで無料配布します。列の並べ方、対応状況のプルダウン、電話番号の重複チェック、見やすく保つコツ、通話結果の記録のしかたまでまとめました。会員登録は要りません。
営業リストを自分で作り始めるとき、最初に迷うのは「どんな列を作るか」です。列が足りないと、あとから営業の記録を足すたびに表が崩れます。逆に多すぎると、埋まらない列ばかりになります。
この記事では、営業リスト用とテレアポ(電話営業)の記録用、2種類のテンプレートを配布します。どちらもExcelのファイル(.xlsx)と、Googleスプレッドシートで開きやすいCSVを用意しました。会員登録は要りません。そのあとに、列の考え方と、プルダウン・重複チェック・フィルタの使い方を説明します。
テンプレートをダウンロードする
営業リスト用(会社ごとに1行。連絡先と、営業の進み具合を管理する)
テレアポ記録用(電話を1本かけるごとに1行。結果と次にかける日を残す)
どちらも、1〜3行目に記入例が入っています(会社名は「〇〇株式会社(例)」のような架空のもので、電話番号は 03-0000-0000 のような番号です)。消して使ってください。Excelのファイルには、「選択肢」シートと「使い方」シートも付いています。
CSVのほうは、UTF-8(BOM付き)で保存してあるので、Excelでダブルクリックしても文字化けしません。プルダウンや数式は入らないので、設定が要る場合はExcelのファイルを使うか、後の節の手順で自分で設定します。
営業リストの列は「そろえる列」と「記録する列」に分ける
営業リスト用のテンプレートは、20列です。前半の13列は、連絡先と会社の基本情報を入れる列です。後半の7列は、営業の記録のために足した列です。
| 列 | 内容 | 入れ方のコツ |
|---|---|---|
| NO | 通し番号 | 並べ替えても元の順に戻せる |
| 大カテゴリ・中カテゴリ | 業種 | 絞り込みや、業種別の反応の比較に使う |
| ビジネス名 | 会社名・店名 | 「株式会社」を略さず、前株・後株もそのまま書く |
| 法人番号 | 13桁の番号 | 先頭の0が消えないよう文字列にしてある |
| 都道府県・市区町村 | 地域 | 地域ごとに絞って営業を回すための列 |
| 住所 | 町名・番地・建物名 | 都道府県・市区町村とは別の列に残りを入れる |
| URL | ホームページ | |
| メールアドレス | 営業メールの宛先 | ない会社は空欄でよい |
| フォーム | お問い合わせフォームのURL | フォーム営業をするときの宛先 |
| 電話番号 | 電話番号 | ハイフンのつけ方をそろえる |
| FAX | FAX番号 | |
| 郵便番号 | 7桁 | DMを送るときに使う |
| 担当者名 | 先方の担当者 | 分かったときだけ書く |
| 対応状況 | 営業の進み具合 | プルダウンで選ぶ(後の節) |
| 最終連絡日・次回連絡日 | 日付 | 次回連絡日で並べ替えると、今日連絡する先が上に出る |
| メモ | 自由記述 | 話した内容、断られた理由など |
| 重複チェック | 自動で出る | 電話番号が同じ行に「重複」と出る |
後半の記録の列は、あとから足すと表が崩れやすいところです。最初から入れておくと、営業を始めたときにそのまま使えます。
連絡先の列(メールアドレス・フォーム・電話番号)のうち、どれを埋めるかは営業の手段で決まります。電話営業なら電話番号、メールならメールアドレス、フォーム営業ならフォームのURLです。手段の選び方は「営業リストの作り方・買い方」の手順1に書きました。全部の列を埋めようとせず、使う列だけを埋めれば足ります。
対応状況はプルダウンで選ぶ
「対応状況」の列には、あらかじめプルダウンを設定してあります。選べるのは次の8つです。
- 未着手
- 連絡済み
- 返信待ち
- アポ取得
- 商談中
- 受注
- 見送り
- 連絡不要
手入力にすると、「連絡済」「連絡済み」「済」のように表記が揺れて、あとでフィルタをかけたときに別々の項目になります。プルダウンなら、表記がそろいます。選択肢の文字を変えたいときは、「選択肢」シートの文字を書き換えてください。プルダウンにも反映されます。選択肢を増やすときは、入力規則の「元の値」の範囲も広げます。
自分でプルダウンを作るときは、Excelなら次の手順です。
- プルダウンを付ける列(たとえばP列)の範囲を選ぶ
- 「データ」タブの「データの入力規則」を開く
- 「入力値の種類」を「リスト」にして、「元の値」に選択肢の範囲(または「未着手,連絡済み,返信待ち」のようにカンマで区切った文字)を入れる
Googleスプレッドシートでは、範囲を選んで「挿入」メニューのプルダウンから同じことができます。
電話番号の重複は、数式で見つける
同じ会社が2行入っていると、同じ相手に二度連絡してしまいます。営業リスト用のテンプレートの「重複チェック」の列には、電話番号が同じ行に「重複」と出る数式が入っています(1000行目まで)。重複した行は、色も変わります。
数式は次のとおりです。電話番号がL列にある場合です。
=IF(L2="","",IF(COUNTIF($L$2:$L$1000,L2)>1,"重複",""))
「L2と同じ値が、L2からL1000までに何個あるか」を数えて、2個以上なら「重複」と表示します。1000行を超えて使うときは、「$L$1000」の数字を大きくして、数式を下までコピーしてください。
電話番号を使うのは、会社名は「株式会社」の有無や全角・半角で表記が揺れ、住所は番地の書き方で揺れるからです。ただし、電話番号が同じでも別の店のことがあります(チェーンの本部の番号を各店が使っている場合など)。「重複」と出た行は、すぐ消さずに中身を見てから、残す行を決めます。表記をそろえてから探す方法は「Excelで営業リストの重複を消す方法」に書きました。
電話番号の列と郵便番号の列は、文字として扱う設定にしてあります。数字として扱うと、先頭の0が消えてしまうからです。CSVを開くときに0が消える場合は「CSVをExcelで開くと文字化けするときの直し方」を見てください。
フィルタで、今日連絡する先だけを出す
1行目の見出しには、フィルタを設定してあります。見出しの右側の矢印を押すと、その列の値で絞り込めます。営業リストでよく使う絞り込みは3つです。
- 対応状況が「未着手」の行だけを出す:これから連絡する先の一覧になる
- 次回連絡日が今日以前の行を出す:フォローの連絡が遅れていないかを確かめられる
- 都道府県・市区町村で絞る:訪問や、地域ごとのDMに使う
ウィンドウ枠も固定してあるので、横にも縦にもスクロールしても、見出しと会社名が見えたままです。
見やすい営業リストにする・管理するコツ
プルダウン・重複チェック・フィルタ・ウィンドウ枠の固定は、ここまでに説明したとおりテンプレートに入れてあります。それ以外に、自分で表を育てていくときに効くコツを挙げます。
- 1社1行、1項目1列にする。 1つのセルに電話番号とメールアドレスをまとめて入れたり、会社ごとに表を空行で区切ったりすると、フィルタも並べ替えも効かなくなります。見出しの行は1行だけにして、セルの結合は使いません
- よく見る列を左に置く。 画面を開いてまず目に入るのは左側です。ビジネス名、電話番号、対応状況、次回連絡日を左のほうに寄せると、横にスクロールする回数が減ります。住所や法人番号のように、たまにしか見ない列は右に回します
- 色分けは決めた意味だけに使う。 「受注は緑、見送りはグレー」のように、色と意味を先に決めます。色の数が増えると、どれが何か分からなくなります。手で塗るより、条件付き書式で対応状況に応じて色が付くようにしておくと、塗り忘れがありません。テンプレートで色が変わるのは、重複した行だけです
- 日付の書き方をそろえる。 「10/16」「2026年10月16日」「来週」が混ざると、次回連絡日で並べ替えられません。「2026/10/16」のように、年から書く形にそろえます。曜日や時刻は別の列に分けます
- 担当者ごとにシートを分けず、1枚の表に担当者の列を足す。 シートを分けると、同じ会社に別々の担当者が連絡する事故が起きやすく、全体の件数も数えにくくなります。担当者の列を足してフィルタで絞れば、1枚で足ります。テレアポ記録用の「かけた人」の列が、この役目です
- ファイルの版を管理する。 「営業リスト_2026-10-16.xlsx」のように、ファイル名に日付を入れて保存すると、間違って消したときに前の日に戻せます。チームで使うときは、1つのファイルを共有ドライブに置いて、みんなが同じファイルを開く形にします。メールで送り合うと、どれが最新か分からなくなります
- 件数が増えたら、営業管理の専用ツールを検討する。 数千件を超えて、複数人が同時に更新したり、商談の経過を細かく追ったりするようになったら、表計算ソフトでは限界が来ます。顧客管理(CRM)や営業支援(SFA)のツールに移す目安です。そのときも、この表の列の並びがそのまま移行用の項目になります
表が見にくくなる原因の多くは、列を増やしすぎることと、入力のしかたがばらばらになることです。足したくなったら、先に「この列を見て、次に何をするのか」を考えて、答えがない列は足さないほうが、あとで楽になります。
テレアポは「1本ごとに1行」で記録する
電話営業では、同じ会社に何度かかけることがあります。営業リストの1行に結果を上書きしていくと、前回の結果が消えます。そこで、テレアポ記録用のテンプレートは、電話を1本かけるごとに1行ずつ足す形にしてあります。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| 通話日・時刻 | かけた日時 |
| ビジネス名・電話番号 | かけた相手 |
| 先方の部署・先方の名前 | 出た人。次にかけるときに名前を出せる |
| 結果 | プルダウンで選ぶ |
| 次にかける日 | 折り返しや、資料を送ったあとのフォローの日 |
| かけた人 | チームで使うとき、誰がかけたか |
| メモ | 話した内容 |
| かけないリストへ | 「はい」を選ぶと、今後かけない相手として印が付く |
| この番号にかけた回数 | 同じ電話番号の行が何行あるか(数式) |
「結果」のプルダウンは、つながらない(呼び出しのみ)、受付で断られた、担当者不在(折り返し)、資料送付、アポ獲得、断られた(今後不要)、番号違い・使われていない、その他、の8つです。結果の種類が少ないほど、あとで「何割が受付で止まったか」のように数えやすくなります。
断られた相手を「かけないリスト」で管理するやり方と、電話番号の表記をそろえて重複を見つける手順は、「テレアポリストの作り方」に詳しく書きました。電話営業に関する法律の面は「電話営業と特定商取引法」にあります。
Googleスプレッドシートで使うには
Googleスプレッドシートでは、次のどちらかで開けます。
- Excelのファイル(.xlsx)をGoogleドライブにアップロードして、スプレッドシートで開く。プルダウンや数式は、そのまま引き継がれます
- CSVをスプレッドシートの「ファイル」メニューの「インポート」で読み込む。文字化けしません。プルダウンは、自分で設定し直します
Excelのファイルで表示が崩れたときは、CSVを読み込んで、前の節の手順でプルダウンと数式を入れ直してください。
中身の入った営業リストが必要なとき
テンプレートは、列の入れ物です。会社名や電話番号を自分で集める手間は、そのまま残ります。数十件なら手で集めるのが確実ですが、数百件、数千件になると、書き写す時間のほうが長くなります。
リストハブには、全国で291万件の企業・店舗が入っています。地域と業種を選ぶと、その場で件数と金額が出ます。見積りは無料で、会員登録は要りません。
テンプレートの前半の13列(NO、大カテゴリ、中カテゴリ、ビジネス名、法人番号、都道府県、市区町村、住所、URL、メールアドレス、フォーム、電話番号、FAX)は、リストハブのCSVの先頭13列と同じ見出し・同じ並びです(メールとフォームを付けた場合)。CSVの先頭13列をコピーして、テンプレートのA列に貼り付ければ、そのまま営業の記録を付けられます。CSVには、このほかに参照URLや営業時間などの列が続きます。
買う前に、条件ごとの件数は見積りページで、実際のデータの中身は無料のサンプル10件で確かめられます。地域や業種ごとの件数は「企業リスト・会社一覧」にあります。値段の決まり方は「営業リストの購入費用と相場」で説明しました。
この記事のテンプレートについて
- 配布ファイルの名前(バージョン):listhub-sales-list-template.xlsx / .csv、listhub-telemarketing-log-template.xlsx / .csv(2026年10月16日版、v1.0)
- 記入例の会社名・電話番号・メールアドレスは、すべて架空のものです
- リストハブのCSVの見出しは、納品ファイルのものと同じです
この記事は、営業リストの作成サービス「リストハブ」を運営するミルブレインズ合同会社の編集部が書いています。数字は、リストハブに収録している企業・店舗のデータを編集部が数えたものです。数え方と編集方針は「データの集め方・数え方と編集方針」にまとめています。誤りに気づいた方は、サポート窓口からお知らせください。