営業リストや企業リストを購入するときの費用は、1件あたりの単価、メールやフォームなどの追加料金、最低注文金額の3つで決まります。値段の見方と比べ方、リストハブの料金での計算例、購入費用の勘定科目の考え方、インボイスの領収書まで説明します。
営業リストを買うとき、最初に知りたいのは「いくらかかるのか」です。ところが、販売しているサービスごとに値段のつけ方が違い、1件10円と書いてあっても、欲しい項目を付けると何倍にもなることがあります。
この記事では、営業リスト(企業リスト・法人リスト)の購入費用がどう決まるかを整理します。そのうえで、リストハブの料金を、実際の計算例つきで説明します。最後に、購入費用を帳簿でどの勘定科目にするかの考え方も書きました。
営業リストの手に入れ方は3つ。費用のかかり方が違う
営業リストを手に入れる方法は、大きく3つあります。
| 手に入れ方 | かかる費用 | 向いているとき |
|---|---|---|
| 自分で作る | 現金は出ないが、調べて書き写す時間(人件費)がかかる | 数十件の相手を、丁寧に調べたいとき |
| 無料のデータで集める | 無料。ただし形を整える作業が要り、電話番号やメールが足りないことが多い | 社名や住所だけでよいとき |
| 買う | 1件あたりの単価×件数。項目の追加料金が付くことが多い | 数百件から数十万件を、すぐに使いたいとき |
数十件なら手で集めるのが確実です。数千件を超えると、書き写す時間のほうが、購入費用よりかさむことが多くなります。集め方の比べ方は「営業リストの作り方・買い方」の手順4に、無料で集める方法と限界は「企業リストを無料で手に入れる方法」にあります。
購入費用は「単価+追加料金+最低金額」で決まる
営業リストの販売は、次の3つの組み合わせで値段が決まっているのが一般的です。
- 1件あたりの単価:基本の項目(社名・住所・電話番号など)の値段です
- 項目の追加料金:メールアドレス、お問い合わせフォームのURL、代表者名などを付けると、1件あたりの値段が上がります
- 最低注文金額:件数が少なくても、これ以上の金額になる決まりです
営業リストの値段に、全国で共通の相場があるわけではありません。件数、欲しい項目、データの鮮度、重複の扱いで、1件あたりの値段が大きく変わるためです。「相場はいくらか」を知りたいときは、1件の単価だけでなく、自分が欲しい条件を入れたときの総額で比べると、違いが見えます。
見積りを比べるときに確かめる6つ
- 1件あたりの単価はいくらか(税抜か税込か)
- メール・フォームなど、欲しい項目は追加料金か
- 最低注文金額はいくらか
- 重複した行は、料金に含まれるのか、まとめてから数えるのか
- 件数の確認と、中身の確認(サンプル)が、買う前に無料でできるか
- 領収書は出るか(適格請求書に対応しているか)
特に、4つ目は総額に効きます。同じ会社が何行も入っていれば、その分も料金に入ります。重複をまとめた後の件数で見積りが出るかを確かめてください。選ぶ項目の決め方は「営業リストを買う前に決める5つ」にまとめました。
費用を抑えるには、必要な項目だけを選ぶ
購入費用を抑えたいときは、次の3つが効きます。
- 使う手段の項目だけを付ける:電話営業なら、メールやフォームは要りません。付けない分、1件あたりの値段が下がります
- 重複をまとめてから買う:同じ電話番号の行が何行もあると、同じ相手に何度もかけることになります。まとめた後の件数で買えば、無駄な行に払わずに済みます
- 地域と業種を絞る:営業で回れない地域まで含めると、件数が増えて金額も上がります
リストハブの料金
リストハブ(全国で291万件の企業・店舗を収録)の料金は、次のとおりです。金額はすべて税抜で、2026年10月16日時点のものです。
| 項目 | 通常価格(1件あたり) |
|---|---|
| 基本情報(社名・住所・電話番号・FAX・ホームページ・業種・営業時間) | 1.5円 |
| メールアドレス(メールアドレスがある行のみ) | +3円 |
| お問い合わせフォームのURL(フォームがある行のみ) | +7.5円 |
| 代表者名(代表者名がある行のみ) | +4.5円 |
| 設立年・資本金(それぞれ、その項目がある行のみ) | +1.5円 |
| 従業員数(従業員数がある行のみ) | +3円 |
| 売上高(売上高がある行のみ) | +4.5円 |
最低ご注文金額は5,000円(税抜)です。小計がこれに満たないときは、5,000円になります。
メールとフォームは、「不要」「付ける」「ある行だけにする」から選べます。「付ける」を選んだときの追加料金は、メールやフォームが入っている行の分だけです。入っていない行には、追加料金はかかりません。
通常価格から、次の割引があります。
- 初めてのご注文:75%オフ
- 2回目以降のご注文:60%オフ
割引は、通常価格の小計から引きます。最低ご注文金額は、割引のあとに当てはめます。消費税(10%)は最後に加えます。
金額の例
3つの条件で、実際に計算します。
| 条件 | 通常価格 | 初めてのご注文(75%オフ) | 2回目以降(60%オフ) |
|---|---|---|---|
| 1万件、基本情報のみ | 15,000円 | 5,000円(税込5,500円) | 6,000円(税込6,600円) |
| 1万件、基本情報+メール(1万件ともメールあり) | 45,000円 | 11,250円(税込12,375円) | 18,000円(税込19,800円) |
| 1万件、基本情報+フォーム(1万件ともフォームあり) | 90,000円 | 22,500円(税込24,750円) | 36,000円(税込39,600円) |
金額はすべて税抜で、カッコ内が税込です。計算の過程は次のとおりです。
- 1万件、基本情報のみ:1.5円×1万件=15,000円。初めてのご注文は75%オフなので、15,000円×25%=3,750円。最低ご注文金額の5,000円に満たないため、5,000円になります。消費税500円を加えて5,500円です。2回目以降は、15,000円×40%=6,000円で、消費税600円を加えて6,600円です
- 1万件、基本情報+メール:(1.5円+3円)×1万件=45,000円。初めてのご注文は45,000円×25%=11,250円、消費税1,125円を加えて12,375円です。2回目以降は45,000円×40%=18,000円、消費税1,800円を加えて19,800円です
- 1万件、基本情報+フォーム:(1.5円+7.5円)×1万件=90,000円。初めてのご注文は90,000円×25%=22,500円、消費税2,250円を加えて24,750円です。2回目以降は90,000円×40%=36,000円、消費税3,600円を加えて39,600円です
実際の金額は、地域と業種を選んだときの件数と、メールやフォームの入っている行の数で決まります。「メールがある行だけにする」を選ぶと、件数が減る代わりに、全行にメールが入ったリストになります。
見積りは無料で、その場で出る
リストハブの見積りは、会員登録なしで、その場で件数と金額が分かります。条件を変えるたびに金額も変わるので、いくつか試して比べられます。
- 見積りページで、地域・業種・欲しい項目を選ぶと、件数と金額が出る
- 納品CSVの先頭10件のプレビューで、列の並びを確かめる
- 伏字なしのサンプル10件で、電話番号やメールアドレスの中身を確かめる
どの地域にどれだけの会社があるかは「企業リスト・会社一覧」で確認できます。
営業リストの購入費用は、どの勘定科目にするか
営業リストの購入費用を帳簿に付けるとき、決まった科目が一つあるわけではありません。会社ごとの経理の方針で決まります。一般的には、次のような科目で処理されることが多いようです。
| 勘定科目 | 使われるのは、こんなとき |
|---|---|
| 販売促進費 | 営業活動・販売促進の費用として、まとめているとき |
| 広告宣伝費 | DMや広告など、宣伝のための費用として、まとめているとき |
| 支払手数料 | 外部のサービスに支払う手数料・利用料として処理するとき |
| 雑費 | 金額が小さく、ほかの科目に当てはまらないとき |
科目を決めるときは、次の3点に気をつけてください。
- 一度決めた科目は、継続して同じものを使う:購入のたびに科目が変わると、経費の比較がしにくくなります
- 金額が大きいときや、迷うときは、顧問税理士に確認する:会社の事業内容や、リストの使い方で、扱いが変わることがあります
- 領収書(適格請求書)を保管する:消費税の仕入税額控除を受けるには、原則として、適格請求書(インボイス)の保存が必要です
リストハブでは、お支払いが終わると、適格請求書として使える領収書(PDF)をお送りします。マイページから再発行もできます。
この節は一般的な考え方で、個別の取り扱いを示すものではありません。実際の処理は、顧問税理士や経理の担当者に確認してください。
営業リストの購入費用についてのよくある質問
営業リストの相場は、1件いくらですか
全国で共通の相場はありません。件数、欲しい項目(メールやフォームなど)、データの鮮度、重複の扱いで変わるためです。比べるときは、同じ条件で見積りを取り、総額で見るのが確実です。リストハブの基本情報は1件1.5円(税抜、通常価格)です。
少ない件数でも買えますか
買えます。ただし、最低ご注文金額が5,000円(税抜)なので、件数が少ないときは、その金額になります。
メールアドレスは、どのくらいの会社に入っていますか
全国で、メールアドレスがある会社は全体の18.8%です(2026年10月12日)。業種で大きく変わります。買う前に、見積りの画面で、メールがある行の件数を確かめてください。
無料で試せますか
見積りと、納品CSVの先頭10件のプレビュー、伏字なしのサンプル10件は、無料です。
自分でリストを作るなら、テンプレートはありますか
営業リストとテレアポ記録のテンプレートを、Excelで無料配布しています。
数字の出どころ:
- 料金:2026年10月16日時点のリストハブの料金です。金額は見積りページに表示されます。割引は、初めてのご注文が75%オフ、2回目以降のご注文が60%オフです
- 金額の例:上の料金から計算した例で、実際の金額は選んだ条件で変わります
- 件数・メールアドレスの件数:リストハブの公開ページに表示されている値です。2026年10月12日に確認しました。毎晩集計し直しているので、日々変わります
数え方は「データの集め方・数え方」に書いています。
この記事は、営業リストの作成サービス「リストハブ」を運営するミルブレインズ合同会社の編集部が書いています。数字は、リストハブに収録している企業・店舗のデータを編集部が数えたものです。数え方と編集方針は「データの集め方・数え方と編集方針」にまとめています。誤りに気づいた方は、サポート窓口からお知らせください。