AIで営業リストを作る方法|ChatGPTのプロンプト例と、電話番号・住所で気をつけること

ロボットのアシスタントとリストを作る担当者。AIで営業リストを作る方法
リストの作り方・使い方 公開 文:リストハブ編集部

ChatGPTなどのAIで営業リストを作るとき、任せてよい作業と任せない作業を分けて整理しました。ターゲット条件の言語化・表記ゆれの統一・業種の分類に使えるプロンプト例、AIに会社名と電話番号を出させると起きやすいこと、実在の連絡先を公開情報のデータで裏取りする方法、AIとリストの組み合わせ方を説明します。

「ChatGPTに営業リストを作ってもらえないか」と考える人が増えています。結論から言うと、AIは営業リストづくりの多くの場面で役に立ちます。ただし、実在する会社の電話番号や住所の一覧を、AIの回答だけで作るのはおすすめしません。

この記事では、AIに任せてよい作業と、公開されている情報から集めたデータで確かめたい作業を分けて説明します。コピーして使えるプロンプトの例も載せています。

AIで営業リストづくりを手伝ってもらえること

営業リストづくりの作業は、考える作業・整える作業・集める作業に分かれます。ChatGPTなどの生成AIが得意なのは、前の2つです。

作業 AIに任せられるか 使い方の例
狙う業種の洗い出し 向いている 自社の商材を使いそうな業種を挙げてもらう
ターゲット条件の言語化 向いている 「どんな会社に売りたいか」を、地域・業種・規模などの項目に分けてもらう
表記ゆれの統一 向いている 「株式会社」「(株)」「㈱」の書き方をそろえる
重複チェック・分類 向いている 集めた行を業種ごとに分ける、同じ会社らしい行を見つける
営業文の下書き 向いている 電話のトークやメール文の叩き台を作る
実在の会社の連絡先を集める 注意が必要 次の章で説明します

手元にあるデータを整理する作業と、考えを形にする作業は、AIの強みがそのまま出ます。一方で、ネットのどこにも書かれていない事実を、AIが確実に知っているとは限りません。

プロンプト例

営業リストづくりで使いやすいプロンプトを3つ紹介します。かぎ括弧の中は、自社の内容に置き換えてください。会社名や電話番号を出させるプロンプトは、次の章で理由を書くため、例には入れていません。

例1:ターゲット条件を言語化する

私は「自社の商材名」を、「売りたい相手のイメージ」に売りたいと考えています。
営業リストを作るために、次の項目で狙う会社の条件を整理してください。
・地域
・業種(具体的に3〜5種類)
・連絡手段(電話、メール、フォーム、郵送のどれが向くか)
・条件を広げる場合の候補
不明な点があれば、先に質問してください。

「連絡手段」を入れておくと、リストに必要な項目が見えてきます。電話番号、メールアドレス、フォームのURLのどれが要るかは、手段によって変わります。手段から件数を逆算する方法は「営業リストの作り方・買い方」にまとめています。

例2:表記ゆれを統一する

次の会社名の一覧を、表記をそろえて出力してください。
・「(株)」「㈱」は「株式会社」に直す
・全角と半角のスペースは取り除く
・元の行と直した行を、2列の表にする
・意味が変わりそうな行は直さず、「要確認」と書く

(ここに一覧を貼る)

「意味が変わりそうな行は直さない」と書いておくのがポイントです。AIは気を利かせて、元のデータにない文字を足すことがあります。直した結果は、必ず元の行と並べて見比べてください。

電話番号の書き方(ハイフン、全角、先頭の0)は、AIに頼まなくても Excel の関数で確実にそろえられます。式は「電話番号の書き方をそろえる」にあります。

例3:業種を分類する

次の会社名と事業内容の一覧を、下の分類のどれかに振り分けてください。
分類:飲食店、美容・サロン、建設・工事、製造業、士業・コンサル、その他
・1行につき分類は1つ
・判断に迷う行は「その他」にして、理由を1行で書く
・出力は「会社名、分類、理由」の3列の表

(ここに一覧を貼る)

分類のあとに、数行を自分の目で確かめます。分類の基準があいまいだと、同じ会社が日によって別の分類になることがあります。分類の候補は最初に自分で決めて、プロンプトに書いておくと安定します。

AIだけで「会社名と電話番号の一覧」を作ると起きやすいこと

「東京都渋谷区の美容室を50件、電話番号つきで教えて」とAIに頼むと、それらしい表がすぐに出てきます。ここで注意したいのは、一覧の見た目と、中身の正しさは別だという点です。

生成AIは、学習した文章のパターンから、もっともらしい文章を作る仕組みです。そのため、実在しない会社名や、存在しない番号を、自然な形で出力することがあります。このような現象は「ハルシネーション」と呼ばれます。

営業リストで起きやすいことを整理します。

  • 会社名が実在するように見えて、実際には存在しない
  • 実在する会社でも、電話番号や住所が別の会社のものになっている
  • 閉店・移転した会社が、今も営業しているように出てくる
  • 同じ会社が少しずつ違う書き方で何行も出てくる

特に電話番号は、1桁違うだけで別の相手につながります。関係のない会社や個人にかけてしまうと、迷惑をかけるだけでなく、自社の評判にも響きます。AIの回答は、そのままリストに入れず、必ず別の情報源で確かめる前提で扱います。

AIが外部のウェブを検索して答える機能を使っても、同じです。検索結果の一部を引いているだけで、出典を開いて確かめるまでは、正しいかどうか分かりません。

実在の連絡先は、公開情報から集めたデータで裏を取る

営業に使う会社名・住所・電話番号・メールアドレスは、会社が自分で公開している情報から集めたデータで確かめるのが確実です。方法は2つあります。

1. 集め終えたリストを買う

リストハブは、インターネット上で一般に公開されている企業・店舗の情報を集めて、営業リストの CSV にして販売しています。収録は約291万件で、地域と業種を選ぶと、該当する件数が購入前にその場で出ます。

  • 条件を決めて件数を確かめるまでは無料です。リストを作る画面から進めます
  • 伏字なしのサンプル10件を、無料で受け取れます。項目の埋まり具合を、実際のデータで見られます
  • 初めてのご注文は75%オフです
  • 地域と業種ごとの件数は「企業リスト・会社一覧」で見られます

AIの回答と違い、リストの1行は、公開されている情報を集めた結果です。会社名や電話番号がどこにも書かれていない、という行はありません。ただし、公開情報にも閉店や移転による古さはあります。備え方は「営業リストは古くなる」に書いています。

2. 自分でツールを使って集める

条件が細かいときや、繰り返し集め直したいときは、同じ会社(ミルブレインズ合同会社)のIZANAMIが使えます。インターネット上の公開情報を巡回して集め、営業用のリストにするパソコン用のツールです。住所や電話番号のほか、ホームページのURL、メールアドレスなどを、対応するサイトから集められます。取得できる項目はサイトごとに異なります。無料版もあります。

どちらの方法でも、AIの回答をもとに会社を探すのではなく、実在が確かな情報から出発することが大切です。

AIとリストを組み合わせる

おすすめの使い方は、リストを先に用意し、整理や下書きの部分にAIを使う順番です。

  1. 狙う条件をAIと一緒に言語化する(例1)
  2. 条件に合うリストを、リストハブなどの公開情報のデータから用意する
  3. 届いたCSVを、AIで業種ごとに分類したり、優先順位をつけたりする(例3)
  4. 営業文の下書きをAIに作ってもらい、自社の言葉に直す
  5. 重複を取り除く。手順は「Excelで営業リストの重複を消す方法」にあります

優先順位づけは、たとえば次のように頼みます。

次の営業リストを、「電話番号とメールアドレスの両方がある会社」「どちらか一方だけの会社」「どちらもない会社」の3グループに分けてください。
それぞれのグループの件数と、各グループに向く営業手段を1行ずつ書いてください。

この作業なら、Excel のフィルターでもできます。件数が多くて手間なときや、業種や事業内容のような文章をもとに分けたいときに、AIが力を発揮します。

リストの項目の整え方や、管理用の列の作り方は「営業リストのテンプレート」にまとめています。

外部のAIに入れる前に、社内のルールを確かめる

ChatGPTなどの外部のAIサービスに、リストや顧客の情報を貼り付けるときは、入力した内容がどう扱われるかを確かめてください。サービスによっては、入力が学習に使われる設定になっていることがあります。社内に情報の取り扱いルールがある場合は、AIへの入力が認められているかを先に確認します。取引先の個人情報や、社外に出せない情報は、入れないのが基本です。

よくある質問

ChatGPTで営業リストを無料で作れますか

ターゲット条件の整理、表記の統一、分類、営業文の下書きは、無料の範囲でも試せます。ただし、実在する会社の電話番号やメールアドレスを集める作業は、AIの回答を信じ切らず、公開情報のデータで裏を取ってください。

AIに企業リストを自動作成してもらうことはできますか

条件に合う会社名の一覧を、AIが文章として出力することはできます。しかし、その会社が実在するか、電話番号が合っているかは、出力された文章からは判断できません。リストとして使う前に、別の情報源で確かめる作業が必要です。

AIが出した電話番号に、そのままかけてよいですか

おすすめしません。番号が違うと、まったく関係のない相手につながります。かける前に、会社の公式サイトで番号を確かめるか、公開情報から集めたデータを使ってください。

リストを買う場合も、AIは使えますか

使えます。届いた CSV を、業種ごとの分類や優先順位づけ、営業文の下書きに使うと、作業の時間を減らせます。買う前の確認事項は「営業リストの作り方・買い方」の手順4にあります。

無料のAIだけで、営業リストは足りますか

営業の手段によります。AIは「考える」「整える」作業には強い反面、「実在の連絡先を集める」作業は苦手です。連絡先そのものは、公開情報から集めたデータで用意し、AIは整理や下書きに使う分担が現実的です。無料で手に入るデータの範囲と限界は「企業リストを無料で手に入れる方法」で整理しています。

まとめ

AIは、営業リストの条件を決める、表記をそろえる、分類する、営業文を下書きする、といった作業を速くしてくれます。一方で、会社名と電話番号の一覧は、AIの回答だけで作らず、公開情報から集めたデータで裏を取ります。

リストハブなら、地域と業種を選ぶ画面で、該当する件数を無料で確かめられます。まずサンプル10件で、データの中身を見てみてください。

確かめたこと:IZANAMI の説明は、2026年10月16日に公式サイトで確かめた内容です。プロンプトに入れている会社名・条件は、説明のための仮のものです。


この記事は、営業リストの作成サービス「リストハブ」を運営するミルブレインズ合同会社の編集部が書いています。数字は、リストハブに収録している企業・店舗のデータを編集部が数えたものです。数え方と編集方針は「データの集め方・数え方と編集方針」にまとめています。誤りに気づいた方は、サポート窓口からお知らせください。

地域と業種を選ぶだけで、営業リストの件数がすぐ分かります

リストハブでは、全国約291万件の企業・店舗から、電話・メール・お問い合わせフォームのある会社を絞り込んでリストにできます。納品される CSV の中身は、買う前に見本で確かめられます。

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