営業リストを使い切って、同じ会社に何度もかけている。そんなときに、まず本当に尽きたのかを確かめる方法と、地域・業種・連絡手段を広げる手順、前回のあとに新しく収録された会社だけを買い足す方法をまとめました。
営業リストが「枯渇した」と感じるのは、たいてい次のようなときです。
- 同じ会社に何度もかけていて、担当者に名前を覚えられている
- 最初は取れていたアポが、同じ文面・同じ件数なのに取れなくなった
- 新しく連絡できる会社が、リストにほとんど残っていない
ただ、この状態は「リストの会社を全部使い切った」とは限りません。断られた会社を何度も回しているだけ、ということもあります。先に確かめてから、足りない分を足すのが近道です。
まず確かめる:本当に尽きたのか
増やす前に、次の3つを手元の記録で見ます。
1. 連絡した結果を、会社ごとに残しているか
「断られた」「不在」「担当者に取り次げなかった」「検討中」を分けて記録していないと、断られた会社にもう一度かけてしまいます。結果の列がなければ、いまから足してください。リストの右側に列を増やすだけでかまいません。
2. 断られた理由と、その時期が分かるか
「今は必要ない」と言われた会社と、「他社と契約している」と言われた会社では、また連絡してよい時期が違います。前者は半年から1年ほどあけて再度連絡する余地があり、後者は契約の更新時期が分かるまで待つほうが現実的です。間隔の目安は商材によるので、自社の過去の記録から決めます。
3. 一度も連絡していない会社が、まだ残っていないか
意外と見落とされます。リストを買ったあと、上から順にかけて途中で止まっていることがあります。連絡結果の列が空のままの行を数えてみてください。ここが残っているなら、枯渇ではなく、使い切れていないだけです。
3つを見たうえで、連絡できる会社がほとんど残っていなければ、枯渇です。次の4つの方法で増やします。
増やし方1:地域を広げる
もっとも単純なのは、同じ業種のまま、隣の地域に広げる方法です。市区町村から始めていたなら、隣の市区町村、同じ県の別の市、隣の県の順に広げます。
訪問や打ち合わせが必要な商材では、広げられる範囲に限りがあります。電話・メール・フォームで完結する商材なら、県をまたいでも条件は変わりません。
広げるときは、地域ごとに連絡できる手段の割合が違う点にも気をつけます。メールアドレスを公開している会社の割合は県によって差があり、「都道府県別のメール公開率」で一覧にしています。メールで送る営業なら、同じ件数でも送れる数が県で変わります。
リストハブでは、地域と業種を選ぶ画面で都道府県や市区町村を選ぶと、その場で件数が出ます。買う前に、広げた地域に何件あるかを確かめられます。
増やし方2:業種を広げる
次に、いまの業種に近い業種へ広げる方法があります。たとえば歯科に営業しているなら、整骨院や調剤薬局のように、同じ種類の悩みを持つ業種です。
業種を広げるときは、「飲食店」のような大きな分類でなく、中分類(細かい業種)で見ると狙いやすくなります。「メールを載せている業種・載せていない業種」では、143の中分類ごとに、メールとお問い合わせフォームの公開率を並べています。同じ飲食店の中でも、居酒屋は5.8%、弁当・宅配は19.0%というように、差があります(2026年10月10日時点)。いまの業種と近く、連絡できる割合が高い業種を選べば、同じ件数のリストでも届く数が増えます。
各業種の会社一覧は、企業リスト・会社一覧から見られます。件数も出ているので、広げる先の大きさを見比べられます。
増やし方3:連絡手段を変える
リストの会社は同じでも、連絡手段を変えると、別の反応が返ってくることがあります。電話で断られた会社にも、次のような手段があります。
- お問い合わせフォーム:電話に出る時間が取れない会社にも届きます。作り方は「フォーム営業の基本」と「フォーム営業のやり方」で説明しています
- メール:資料を読んでから判断したい相手向きです。文面は「営業メールの書き方」にまとめています。送る前に「特定電子メール法の記事」も確認してください
- 郵送のDM:住所はほぼ全社にあるので、電話もメールも通じない相手に届きます。「DMリストの作り方」を読んでください
手段を変えるときも、先に断られた会社を外します。「電話で断られたあとにメールも送る」のは、会社によっては迷惑に感じられます。
どの手段がどれだけの会社に使えるかは、「営業リストの作り方・買い方」の表で確かめられます。
増やし方4:新しく収録された会社だけを足す
地域・業種・手段を広げても足りないときは、同じ条件で「新しくできた会社」を足す方法があります。新しい会社は、すでに連絡した記録がありません。営業先として、いちばん手をつけやすい相手です。
リストハブには、これをするための仕組みがあります。次のとおりです。
- 一度ご注文いただいた条件について、前回のご注文のあとに新しく収録した会社だけを、あとから注文できます
- 前回お渡しした会社は含まれません。重複して買うことはありません
- 地域・業種・メール/フォームの条件・企業情報のオプションは、前回のご注文と同じ条件が使われます
- 金額は、新しく収録した会社の件数で決まります。割引はかかりません(通常価格)。最低ご注文金額は1,000円(税抜)です
注文の流れは、次のとおりです。
- マイページを開きます。ご注文のときのメールアドレスを入れると、ログイン用のリンクがメールで届きます(30分有効です)
- ご注文の一覧の中に、前回のあとに会社が増えていれば「このご注文のあとに、同じ条件で○○件の会社を新しく収録しました」という表示が出ます。「増えた分だけ見積もる」を押します
- 見積りの画面が開き、前回のご注文の日付のあとに新しく収録した会社だけの件数と金額が出ます
- 内容を確かめてご注文いただくと、通常のご注文と同じように CSV をダウンロードできます
表示が出る条件は、次の2つです。
- 同じ条件のご注文が複数あるときは、いちばん新しいご注文にだけ出ます。差分を買ったあとは、その注文が新しい起点になります
- 増えた会社が0件のときは、表示は出ません。新しく収録された会社がなければ、買い足すものはありません
収録した会社の数は日々増えています。全国で約291万件を収録しています(毎晩集計し直しています)。ただし、すべての条件で毎月増えるわけではありません。条件が細かいほど、増える件数は少なくなります。件数は、マイページの表示で確かめてから注文できます。
最初のご注文には、初めての方向けの割引があります(75%オフ)。2回目以降は60%オフです。差分のご注文は、この割引の対象ではありません。新しく収録した会社だけを、必要な分だけ通常価格で足す形になります。
まだ一度もご注文がない方は、無料で試すページで、伏字なしのサンプル10件を受け取れます。条件に合う件数は、見積りページで買う前に確かめられます。
古いリストの手入れも、枯渇を防ぐ
リストが足りなく見える理由には、古くなった行が混ざっていることもあります。閉店した店、移転した会社、番号が変わった会社は、連絡しても通じません。通じない行を数えると、実際に使えるリストは思ったより小さくなります。
不通の会社を外し、記録を残す運用は「営業リストは古くなる」にまとめています。古い行を外してから足すと、足りない件数を正しく見積もれます。
よくある質問
Q. 断られた会社に、もう一度連絡してもよいですか。
商材と断られた理由によります。「今は必要ない」と言われた会社なら、半年から1年ほどあけて、状況が変わっていないかを聞く連絡はあり得ます。強く断られた会社や、「連絡しないでほしい」と言われた会社には、連絡しないでください。その旨も記録に残します。
Q. 隣の地域に広げると、移動が増えて困ります。
訪問が必要な商材なら、無理に県を広げず、業種を広げる(増やし方2)か、新しい会社を足す(増やし方4)ほうが向いています。オンラインで商談できるなら、地域は広げやすい方法です。
Q. 新しく収録された会社は、本当に新しくできた会社ですか。
「リストハブに新しく載った会社」です。会社が実際に設立された時期とは限りません。以前からある会社が、あとから収録されることもあります。いずれにせよ、前回お渡しした会社には含まれません。
Q. 他社で買ったリストの差分も取れますか。
取れません。差分は、リストハブでご注文いただいた条件を起点にしています。
Q. 差分の注文は、割引になりますか。
割引はかかりません。通常価格で、最低ご注文金額は1,000円(税抜)です。
確かめた内容(2026年10月16日に、リストハブの画面と仕様で確認)
- 差分のご注文:最低ご注文金額は1,000円(税抜)、割引なし。起点は前回ご注文のCSVを作った時点
- 全国の収録件数:毎晩の集計による約291万件
- 業種ごとのメール公開率:2026年10月10日時点(業種の記事)
この記事は、営業リストの作成サービス「リストハブ」を運営するミルブレインズ合同会社の編集部が書いています。数字は、リストハブに収録している企業・店舗のデータを編集部が数えたものです。数え方と編集方針は「データの集め方・数え方と編集方針」にまとめています。誤りに気づいた方は、サポート窓口からお知らせください。