営業リストを買う前に決める5つ|件数・地域・業種・項目・重複と見積りの選び方

見積り画面の前で、5つの条件を並べて選んでいる営業担当者のイラスト
リストの作り方・使い方 公開 文:リストハブ編集部

営業リストの見積りを取る前に決めておくことは、件数・地域・業種・欲しい項目・重複の5つです。メールが入っていない、同じ会社が何行もある、対象が広すぎる、という後悔を防ぐために、リストハブの実際の数字で、見積り画面の選択肢の選び方を説明します。

営業リストを初めて買うとき、見積りの画面で手が止まる人は多いはずです。地域と業種を選び、メールやフォームの選択肢が出てきたところで、どれを選べば自分の営業に合うのかが分からなくなります。

買ったあとに聞こえてくる後悔は、だいたい3つです。メールアドレスの列があるのに空欄だった。同じ会社が何行も入っていた。対象が広すぎて、営業したい相手が少なかった。どれも、見積りの前に5つのことを決めておけば防げます。

この記事は、その5つを、リストハブの実際の数字と見積り画面の選択肢に合わせて説明します。リストの作り方全体は「営業リストの作り方・買い方」で書いたので、ここでは「見積りの画面で迷う人」に絞ります。数字は、特に断らない限り2026年10月12日の表示です。

5つの決めごとは、見積りの画面と次のように対応します。

決めること 画面で選ぶところ 決められないときの手がかり
1 件数 条件を入れると出る「件数」 目標から逆算する
2 地域 都道府県・市区町村のチェック 営業で回れる範囲
3 業種 大分類・細かい業種のチェック 業種ごとの項目の埋まり率
4 欲しい項目 メール・フォームの「不要/付ける/ある行だけ」、企業情報の絞り込み 使う連絡手段
5 重複 「重複をまとめる」のチェック 連絡に使う列

順番に見ていきます。

1 件数:送りたい数から、買う件数を割り戻す

送りたい数から買う件数を割り戻す

最初に決めるのは「何件に連絡するか」です。リストの件数は、これを基準に決めます。

全国の2,878,094件のうち、連絡手段ごとに分かる会社の数は次のとおりです(2026年10月12日)。

連絡手段 件数 全体に対する割合
電話番号 2,663,188件 92.5%
お問い合わせフォーム 1,670,390件 58.0%
メールアドレス 541,158件 18.8%
メールとフォームの両方 399,725件 13.9%

たとえば「メールで1,000社に送る」なら、メールアドレスのある会社だけで1,000件ぶんを確保する必要があります。メールの割合は全体で18.8%なので、1,000件ぶんのメールを集めるには、その何倍もの会社を条件に入れる必要があります。

見積りの画面では、条件を入れるたびに件数が変わります。ここで見る数字は2種類あります。「その条件に当てはまる会社の数」と、メールやフォームを「ある行だけにする」を選んだあとの数です。後者が、実際に連絡できる件数です。

必要な件数を目標から計算する方法(連絡する件数を、商談になる割合で割り戻す)は「営業リストの作り方・買い方」の手順2にあります。

2 地域:回れる範囲か、狙う市区町村まで決める

地域ごとの件数の違い

地域は、営業のやり方で決まります。訪問するなら移動できる範囲、電話・メール・フォームなら全国でも構いません。

地域によって、件数は大きく変わります。

地域 件数
東京都 444,635件
大阪府 255,580件
愛知県 166,289件
北海道 145,524件
鳥取県 11,370件

東京都は鳥取県の約39倍あります。市区町村まで選ぶと、さらに細かく切れます。東京都の中でも、港区は33,046件、千代田区は29,136件、新宿区は29,963件です。大阪府の中では、大阪市が99,980件で、府全体の約39%を占めます。

地域の決め方は2通りです。

  1. 営業できる範囲が先に決まっているなら、その県や市区町村を選ぶ
  2. 範囲が決まっていないなら、全国で選んで件数を見る。そのうえで、件数が多すぎるときだけ、件数の多い県から絞る

地域と業種を重ねたときの件数は、地域別のページにも出ています。東京都(444,635件)の内訳は、飲食店61,121件、不動産42,042件、小売店・ショップ32,935件、士業・コンサル・専門サービス32,309件です。県の一覧は「企業リスト・会社一覧」から開けます。

3 業種:大分類で足りるか、細かい業種まで選ぶか

業種ごとの連絡先の埋まり率

業種は、26の大分類から選びます。大分類は広いので、さらに細かい業種で絞れます。たとえば飲食店340,045件の内訳は、居酒屋56,713件、レストラン39,872件、喫茶店・カフェ36,628件、ラーメン15,264件のようになっています。

業種を決めるときに、必ず見ておきたいのは、業種によって連絡先の埋まり率が違うことです。主な業種を並べます(2026年10月12日)。

業種 件数 電話 フォーム メール
建設・工事・リフォーム 201,801 97.3% 73.0% 20.9%
製造業 174,790 90.2% 70.7% 23.9%
士業・コンサル・専門サービス 116,174 93.5% 64.1% 25.3%
不動産 205,758 97.0% 50.8% 19.8%
美容・理容・エステ 173,223 84.9% 42.8% 9.2%
飲食店 340,045 96.3% 38.1% 9.9%

製造業と建設は、フォームがある会社が7割あります。フォーム営業と相性のよい業種です。飲食店と美容室は、メールのある会社が1割前後です。この2つは、電話か、フォームがある4割の会社を中心に考えると、連絡が届きやすくなります。業種ごとの全体像は「業種別に数えた記事」にあります。

「業種を迷うと件数が広がる」ことも覚えておいてください。大分類だけで選ぶと、自社の商品と関係のない細かい業種も入ります。件数が多くて迷うときは、先に細かい業種で絞り、足りなければ広げるほうが、あとで直しやすくなります。

4 欲しい項目:メールとフォームの3択と、企業情報の絞り込み

メールとフォームの3つの選択肢

見積りの画面で、選択肢がいちばん多いのが項目です。基本情報(社名・住所・電話・FAX・ホームページ・業種・営業時間)は全件に付きます。そのうえで、メールとフォームは、それぞれ次の3つから選びます。

  • 不要:その列を付けない
  • 付ける:メールやフォームのない会社も含めて、全件に列を付ける。ない会社は空欄になる
  • ある行だけにする:メールやフォームが入っている会社だけに絞る

「メールが入っていなかった」という後悔は、「付ける」を選んで買い、空欄の行が多かった場合に起きます。メールで送るのが目的なら「ある行だけにする」を選びます。たとえば全国のメールがある会社は541,158件で、フォームもある会社はそのうち399,725件(73.9%)です。メールとフォームの両方がある会社のリストなら、メールで送って、返信がなければフォームから送る、という使い方ができます。

電話営業なら、メールとフォームは「不要」で構いません。電話でかけたあとにメールも送りたい場合は「付ける」で、空欄の行は電話だけで連絡します。

企業情報で絞り込む

代表者名・資本金・設立年・従業員数・売上高・法人番号・FAX・ホームページは、「あり」にチェックを入れると、その値が入っている行だけにできます。ただし、埋まり率は項目と業種でかなり違います。全国では次のとおりです(2026年9月30日に数えた、47都道府県の住所がある2,755,460件が母数)。

項目 分かっている会社の割合
代表者名 13.7%
設立年 12.7%
資本金 11.3%
FAX番号 8.3%
従業員数 4.9%
法人番号 4.6%
売上高 1.6%

同じ項目でも、業種によって大きく変わります(2026年10月12日)。

業種 代表者名 資本金 従業員数
不動産 66.3% 55.0% 6.1%
建設・工事・リフォーム 29.2% 25.9% 8.7%
製造業 19.8% 19.7% 13.6%
飲食店 2.9% 1.9% 1.7%

不動産では代表者名がある会社が136,409件、66.3%あります。「代表者名あり」で絞っても、半数以上が残ります。飲食店では2.9%なので、同じ絞り込みをすると9,985件しか残りません。絞り込みを入れるときは、見積りの画面で件数が何件になるかを見てから決めてください。チェックを入れた項目は、列として納品CSVに入ります。絞り込みが要らない項目は、チェックを外しておきます。

5 重複:どの列が同じなら「同じ会社」とするか

重複をまとめる基準を選ぶ

営業リストには、同じ会社が複数の行で入ることがあります。見積りの画面には「重複をまとめる」があり、次の5つから、まとめる基準を選べます。

  • 同一店舗(店名と電話が同じ):最初からチェックが入っています
  • 電話番号が同じ
  • メールアドレスが同じ
  • お問い合わせフォームのURLが同じ
  • FAX番号が同じ

電話番号の重複を数えると、9桁以上の電話番号がある2,603,871行のうち、番号の種類は2,078,117通りでした(2026年9月30日)。電話番号が同じ行をまとめると、行数は20.2%(525,754行)減ります。仮に1万行のリストなら、全体と同じ割合で約8,000行になる計算です(これは割合をあてはめた計算例です)。

どの基準を選ぶかは、連絡に使う列で決めます。

営業のやり方 まとめる基準
電話 電話番号が同じ
メール メールアドレスが同じ
フォーム お問い合わせフォームのURLが同じ
FAX FAX番号が同じ

チェーンの本部や予約サイトのフォームは、複数の店が同じURLを使っていることがあります。フォームのURLがある会社から約18万件を抜き出して数えると、16.9%が本部や予約サイトの共通フォームでした(2026年9月30日の集計。同じドメインを20件以上が使っているものを「共有」とした数え方)。見分け方は「本部・予約サイトのフォームの見分け方」にあります。

まとめるとき、リストハブでは、選んだメール・フォーム・企業情報を多く持つ行を優先して残します。メールを付けて重複をまとめた場合、同じ店の行のうち、メールが入っている行が残る、ということです。まとめたあとの件数が、そのまま見積りの件数と納品CSVの行数になります。この処理は、30万件以内の条件で使えます。地域や業種を絞ると、まとめたあとの件数まで画面で確かめられます。

自分で手直しするなら「Excelで営業リストの重複を消す方法」が使えます。

決めたら、買う前に無料で確かめる

買う前に無料で確かめる3つ

5つを決めたら、買う前に次の3つを確かめます。どれも無料です。

  1. 件数:条件を入れると、その場で件数が出ます。重複をまとめた後の数です
  2. 納品CSVのプレビュー:実際と同じ列の並びで、先頭10件が見られます。連絡先などは一部が伏字です。列の並びと、選んだ項目が入っているかを確かめます
  3. 伏字なしのサンプル10件:プレビューの「このプレビューをダウンロードしてみる」から、メールアドレスを入れると、メールで届きます。電話番号やメールアドレスの中身を、そのまま確かめられます

リストの鮮度が気になるときは「営業リストは古くなる」に、確かめ方と備え方があります。

条件が決まったら、見積りページで件数を確かめてください。見積りの画面に入る前に使い方を見たいときは、無料で試すページにまとめています。

リストを手に入れたあとの送り方にも触れておきます。お問い合わせフォームから営業文を送るなら、同じ会社(ミルブレインズ合同会社)のIZANAGIが使えます。リストを買うより、自分の条件で集めたい場合は、IZANAMIが地図サイトやポータルサイトから会社の情報を集めます。

営業リストを買う前によくある質問

見積り前によくある質問

見積りの前に、いちばん先に決めるのは何ですか

件数です。連絡する件数が決まらないと、地域と業種の広さも決まりません。目標の商談数から、連絡する件数、リストの母数の順に割り戻します。計算は「営業リストの作り方・買い方」の手順2にあります。

メールがある行だけにすると、件数はどれくらい減りますか

全国では、全体の2,878,094件に対して、メールがある会社は541,158件(18.8%)です(2026年10月12日)。業種で変わり、製造業は23.9%、飲食店は9.9%です。選ぶ前に、見積りの画面で件数を確かめてください。

電話営業のときも、メールやフォームを付けたほうがよいですか

電話だけで連絡するなら、不要です。電話で出なかった会社にあとからメールやフォームで連絡したいなら、「付ける」を選ぶと、ある会社はそのまま使えます。

重複は、どれを選べばよいですか

連絡に使う列を選びます。電話なら電話番号、メールならメールアドレス、フォームならフォームのURLです。同一店舗は最初から入っているので、そのままで構いません。

買う前に、中身を確かめられますか

確かめられます。納品CSVの先頭10件のプレビューと、伏字なしのサンプル10件は、無料です。

全国、全業種のままでも見積りを取れますか

取れます。何も選ばなければ全国・全業種で、件数が出ます。重複をまとめる処理は30万件以内の条件で使えるので、まとめたあとの件数まで見たいときは、地域か業種を絞ります。

数字の出どころ:

  • 件数・連絡手段別の件数・業種別と地域別の割合:リストハブの公開ページ(トップページ、「企業リスト・会社一覧」、地域別・業種別のページ)に表示されている値です。2026年10月12日に確認しました。毎晩集計し直しているので、日々変わります
  • 項目の埋まり率(全国)と電話番号の重複:2026年9月30日に、47都道府県の住所がある2,755,460件(電話番号の重複は、9桁以上の電話番号がある2,603,871行)を数えた値です。会社のものではないメールアドレスは除いて数えています
  • 共有フォーム:フォームのURLがある会社から約18万件(178,266件)を抜き出して数えました
  • 1万行のリストの計算例:割合をあてはめた計算で、調査の結果ではありません

数え方は「データの集め方・数え方」に書いています。


この記事は、営業リストの作成サービス「リストハブ」を運営するミルブレインズ合同会社の編集部が書いています。数字は、リストハブに収録している企業・店舗のデータを編集部が数えたものです。数え方と編集方針は「データの集め方・数え方と編集方針」にまとめています。誤りに気づいた方は、サポート窓口からお知らせください。

地域と業種を選ぶだけで、営業リストの件数がすぐ分かります

リストハブでは、全国約288万件の企業・店舗から、電話・メール・お問い合わせフォームのある会社を絞り込んでリストにできます。納品される CSV の中身は、買う前に見本で確かめられます。

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