営業リストの入手方法7つと選び方|件数・項目・重複・更新・法律を実データで確かめる【2026年版】

営業リストの7つの入手方法を並べて比べる図
リストの作り方・使い方 公開 文:リストハブ編集部

営業リストを手に入れる7つの方法の選び方です。30社以上の公式ページ、リストハブの収録データ、口コミ、法律の条文から、公称件数の読み方、業種ごとに入っている項目、電話番号の重複、更新の頻度、利用条件、1年使ったときの費用、買う前の確認10項目までを書いています。

営業リストを手に入れる方法は、大きく分けて7つあります。無料の公的データから、1件ずつ買う方法、月額のデータベース、作成代行まであり、お金の払い方、件数の選び方、入っている項目がかなり違います。

この記事は、次の4つを自分で確かめて書きました。

  1. 販売会社・データベース・収集ツール・作成代行の30社以上の公式ページ(料金、最低金額、項目、更新の頻度、支払い、納品、返金の決まり)
  2. リストハブが収録している約304万件の企業・店舗のデータ(業種ごとに入っている項目の割合、電話番号が同じ行の数)
  3. 口コミサイト(ITreview・BOXIL)の評価と件数
  4. 国税庁・総務省の統計と、個人情報保護法・特定電子メール法・特定商取引法の条文

他社の料金と仕様は、2026年10月31日に各社の公式サイトで確かめた内容です。変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで見直してください。

この記事では、どの方法を選ぶかと、買う前に何を確かめるかを書きます。購入先を会社ごとに比べたいときは「営業リストの購入先おすすめ31選」に、各社の料金と収録件数をまとめています。

地域と業種を選ぶと、件数と金額がその場で分かります(無料)。見積りページで件数と金額を確かめる

7つの入手方法を、5つの点で比べる

営業リストの7つの入手方法を、お金の払い方と手に入るまでの時間で並べた図

比べる点は次の5つです。

  1. お金の払い方:無料、1件ごと、月額、一式の定額、見積り
  2. 件数や業種を、自分で選べるか
  3. 入っている連絡先:電話番号、メールアドレス、問い合わせフォームのURL
  4. 手に入るまでの時間
  5. 契約期間と最低金額
方法 お金の払い方 件数・業種の選び方 入っている連絡先 手に入るまで 契約期間・最低金額
1. 公的データ 無料 全国または都道府県のファイルから自分で絞る 名称・所在地が中心。電話・メール・フォームは入っていない ダウンロードしてすぐ。絞り込みは自分で行う なし
2. 手作業 無料(作業時間がかかる) 自分で選ぶ 見つけて写した分だけ 件数に比例して増える なし
3. 収集ツール 月額(確かめた国内のツールで6,800円〜44,000円) 収集先のサイトを選び、条件を設定する 収集先のサイトに載っている項目 設定してから、集まるのを待つ 1か月から12か月まで、ツールで違う
4. 名簿の一括購入 一式の定額 商品ごとに、件数と範囲が決まっている 商品ごとに決まっている 入金の確認から1〜3営業日の例 商品ごとに決まっている
5. データベースの月額契約 月額(公開している例で16,500円〜200,000円)。非公開の会社も多い 条件で検索して取り出す サービスごとに決まっている 契約後すぐ 最低利用期間なし〜12か月
6. 作成代行 見積り(項目ごとの料金を公開している例もある) 依頼のときに条件を伝える 依頼で指定した項目 1,000件で5営業日などの例 最低30,000円などの例
7. 条件を絞って都度購入 1件ごと(件数×単価) 地域・業種・連絡手段で絞る 売り方で違う。リストハブは電話番号を基本情報に含み、メール・フォームはある行だけに絞れる リストハブは支払い後、通常1〜5分 リストハブは契約期間なし、最低500円(税別)

「7. 条件を絞って都度購入」は、必要な地域と業種の分だけを、件数と金額を見てから買う方法です。リストハブの料金と買い方は「営業リストの購入方法と料金」にまとめています。

公称の件数の読み方:数えているものが会社ごとに違う

営業リストのサービスは、収録件数を大きく打ち出します。ただ、何を1件と数えているかは会社ごとに違います。比べる前に、日本の会社の数の目安を知っておくと、公称の件数を読み違えません。

数字 何を数えているか 出典
2,549,827 企業等の数(令和6年経済センサス-基礎調査。雇用者のいない個人経営の事業所は調査の対象外) 総務省・経済産業省
5,729,508件 法人番号を指定・公表した法人の累計(令和7年12月末) 国税庁 法人番号公表サイト
157,011社 2025年に新しく設立された法人の数 東京商工リサーチの調べ

公称の件数が企業の数より大きいサービスは、支店・店舗・事業所や部署を別の1件として数えていることがあります。たとえば、ある月額データベースは、法人のほかに「組織」も数えて「1,600万件超」としていました。件数の大きさよりも、「欲しい地域・業種で、電話番号やメールアドレスが入っている会社が何件あるか」を、買う前に確かめるほうが役に立ちます。

リストハブの3,044,702件も、会社だけでなく店舗や事業所を含む件数です。飲食店や美容室のように、店ごとに営業をかける業種が多く入っています。法人番号が入っている行は23.0%です。法人単位で数えたいときは、法人番号のある行だけを見ると、店舗と本社を分けられます。

方法ごとの中身と、向いている使い方

1. 公的データ(無料)

国税庁の法人番号公表サイトは、法人の名称・本店所在地・法人番号を全国分、無料で公開しています。全件データは毎月、変更の差分は平日に毎日作られます。

公表している項目は、名称・所在地・法人番号と、フリガナ・英語表記・変更履歴です。電話番号、メールアドレス、業種、代表者名、従業員数は入っていません。使うときは出典を書き、加工したら加工したことも書くよう、利用規約で決められています。

郵送DMの宛先や、地域ごとの法人の数を数える用途に合います。電話をかける営業やメールの営業には、別のデータで連絡先を足す必要があります。取り方は「企業リストを無料で手に入れる方法6選」に書きました。

2. 手作業(無料。作業時間がかかる)

地図やホームページを開いて、社名・住所・電話番号を表に写します。1社ずつ中身を見て選べるので、数十件で、相手を見極めたいときに使えます。

件数が増えると、時間も同じ割合で増えます。「1件3分、時給1,500円」と仮定した計算では、1,000件で約50時間、人件費にして75,000円です。仮定を置いた計算なので、自社で10件ほど試して時間を測ってください。詳しい計算は「営業リストを自作すると何時間かかる?」にあります。

3. 収集ツール(月額)

ソフトやブラウザ版のツールで、地図サービス・求人サイト・ポータルサイトなどから、会社の情報を自動で集めます。国内の5つのツールの公式ページで確かめると、違いは次の点にありました。

比べる点 確かめた範囲
月額 6,800円〜44,000円。3か月分の認証キーを買う形(16,500円)もある
初期費用 なし〜5,500円
契約 1か月単位で縛りなし、から、12か月契約で契約期間分を一括で払う形まで
月の件数の上限 上限なしのツールと、月5,000件〜50,000件でプランが分かれるツールがある
無料で試せる範囲 2日間、1週間・1,500件、2週間・500件、登録から90日・3,000件など
動く環境 Chromeの拡張機能、ブラウザ、Windowsのソフトなど

ツールごとの料金は「営業リストの購入先おすすめ31選」の「買う代わりに自分で集めるツール」に、同じ会社が運営するIZANAMIを含めて並べています。海外製の汎用ツール(Octoparseなど)は、どのサイトにも使える代わりに、集め方を自分で設定します。

毎月、地域や業種を変えながら何度も集める使い方に合います。集めたあとの重複の整理や、電話番号の書き方のそろえ方は、ツールによっては自分で行います。収集先のサイトの利用規約も、使う前に確かめてください。

4. 名簿の一括購入(一式の定額)

商品ごとに件数・範囲・価格が決まった名簿を、一式で買う方法です。「楽天市場の出店者」「ある県の建設業」のように、売り手が用意した区分から選びます。条件を自由に組み合わせて絞る形ではありません。

販売会社3社の公式サイトで確かめた範囲では、次のような形でした。

  • 価格はリスト1本ごと。1件あたりに直すと、約0.1円〜約9円(税表記なしを含む)の例がありました。件数が多いリストほど1件あたりは安くなります
  • メールアドレス・FAX・企業情報を足すオプションは、1項目16,000円〜17,000円の例がありました
  • 納品はCSVかExcelのファイルで、入金の確認から1〜3営業日以内
  • 更新は「毎週」と書く会社がありました

売り手が用意した区分がそのまま使えるとき、全国規模の名簿を一度に揃えたいときに使えます。

5. データベースの月額契約

企業データベースにログインし、条件で検索してCSVで取り出します。5つのサービスの公式ページで確かめると、違いは次の点にありました。

比べる点 確かめた範囲
月額 料金を公開していた2つは、月16,500円〜200,000円(税別の表記を含む)。ほかの3つは見積りや問い合わせ
契約 最低利用期間なし、から、6か月・12か月・年間契約まで
件数の決まり方 月にダウンロードできる件数が決まっている形と、1件ごとにクレジットを使う形がある
公称の収録 約110万社から1,600万件超まで。法人のほかに組織や拠点を数えるサービスがある
無料で試せる範囲 30日間の無料トライアル、5日間のトライアル環境、無料デモなど
主な機能 部署・人物の情報、Salesforce・HubSpot・kintoneとの連携、APIなど。営業の機能が追加オプションで月150,000円(税別)の例もある

サービスごとの料金と収録件数は「営業リストの購入先おすすめ31選」の「月額の企業データベースで買う営業リスト」に並べています。

部署の連絡先や人物の情報、CRMとの連携まで要る会社、毎月条件を変えて大量に取り出す会社に合います。

6. 作成代行(見積り)

条件を伝えて、リストづくりを任せます。公式に料金を出していた3社では、次のような例がありました。

  • 基本料金15円〜に、項目ごとの料金(会社名7円、電話4円、住所7円〜、メール7円、フォームURL7円など)を足す形。最低30,000円、1,000件で5営業日
  • 1件2円〜で見積りは無料、入金の確認から3営業日以内に納品する形
  • 会社名・住所・ホームページURL・業種を、最大3,000件まで無料で作る形

手作業の代行は、条件を細かく指定できる代わりに、条件を変えるたびに見積りと納品を待ちます。複雑な条件で、社内に作業の時間がないときに使えます。

7. 条件を絞って都度購入(1件ごと)

データベースから、地域・業種・連絡手段の条件で絞り込み、件数ぶんの金額を払ってCSVを買います。件数を選んで1件単位で買える販売会社7社(すぐ買える4社、ポイント制1社、問い合わせ制2社)の公式ページで確かめると、売り方は次の点で分かれていました。

比べる点 確かめた範囲
単価の決まり方 一律の単価の会社と、件数が増えると単価が下がる段階の会社がある。価格表と事例から、全部の件数に下がった単価がかかる形と読める例があった。超えた分だけ下がる形かどうかは、買う前に確かめる
最低金額 17件・51円から、100件・5,500円まで
項目の料金 基本の単価にすべて含む会社と、売上高・従業員数・メールなどを1件ごとに足す会社がある
連絡先の注記 電話・メールは「保有している会社のみ」と書く会社がある。保有している行だけに絞って買えるかを確かめる
返金・差し替え ダウンロード後の返金はしない会社が多い。メールの不達や項目の誤りを、件数やポイントで返す会社もある

必要な地域と業種の分だけを、今日手に入れたいときに使えます。

データの更新の頻度と出どころ

口コミで評価が分かれる理由として多いのが、データの古さです。公式ページに書かれていた更新の頻度と出どころは、次のとおりでした。

方法 公式ページの書き方(確かめた範囲)
1. 公的データ 全件データは毎月、差分は平日に毎日(国税庁)
3. 収集ツール 集めたときの、収集先のサイトの情報。同じ条件で集め直すと新しくなる
4. 名簿の一括購入 「毎週」更新と書く会社があった
5. データベース 「日次更新」と書く会社が2社(SalesNow・FutureSearch。FutureSearchは全データを3か月以内に更新と記載)
7. 1件単位の販売 「毎日更新」、「電話・業種・住所は直近60日以内に確認」、「ほぼ毎月」、頻度の記載なし、と会社ごとに違った。2022年から新しい名簿を入れていない会社もあった

出どころは、企業のウェブサイトの自動収集、国税庁のデータ、官報や有価証券報告書、電話帳、調査員による確認などで、会社ごとに組み合わせが違いました。リストハブのデータは、インターネット上で企業や店舗が公開している情報です。

更新の頻度が書かれていても、全部の行がその頻度で新しくなるとは限りません。古くなったリストの見直し方は「営業リストは古くなる」に書きました。

件数別の費用の目安:1,000件・1万件・10万件

上で確かめた料金から、件数ごとの費用を並べました(社名・住所・電話番号が入る、いちばん基本の構成)。払い方が違うので、同じ条件の比較ではなく、目安として見てください。

方法 1,000件 1万件 10万件
2. 手作業(1件3分・時給1,500円と仮定) 約50時間・75,000円 約500時間・750,000円 約5,000時間・7,500,000円
3. 収集ツール 月額+初期費用で決まり、件数では決まらない。1か月目10,100円(税込)の例。月の件数に上限があるツールは、件数が増えると上のプランか2か月目が要る 同左 同左
4. 名簿の一括購入 リスト1本の価格で決まる(件数を選べない) 同左 同左
5. データベースの月額契約 月16,500円〜(月5,000件から)の例。6か月で1,200,000円(税別)の例もある 同左 同左
6. 作成代行(会社名・住所・電話を頼む場合の公開料金から計算) 33,000円〜 330,000円〜 3,300,000円〜
7. 1件単位の販売(調べた7社。税込、税の表記がない会社は表示のまま) 3,000円〜55,000円 30,000円〜297,000円(5,000件を超える単価を出していない会社を除く) 300,000円〜約3,000,000円(同)

作成代行の行は、基本料金15円と、会社名7円・住所7円・電話4円を足した1件33円で計算しました。税の扱いは公式で確かめてください。

1年続けて使う場合

毎月5,000件ずつ、1年間使う場合の公式の料金です。

例 1年の費用 件数の決まり
IZANAMI 7,800円×12か月+初期費用4,400円=98,000円 件数の上限なし
Urizo ベーシック(1年契約) 月6,854円×12か月+初期費用5,500円=87,748円(税込) 月5,000件
FutureSearch ライト 月16,500円×12か月=198,000円 月5,000件から
Musubu(12か月) 月160,000円×12か月=1,920,000円(税別) 1年で240,000クレジット
リストハブで毎月5,000件を買う 1回27,500円(税込)×12回 毎回、地域や業種を変えられる

毎月決まった件数を使い続けるなら、1回の金額ではなく、1年分の総額と、使わなかった月の扱いで比べてください。データベースは、部署や人物の情報、連携の機能も含めた金額です。

1件単位の販売は、単価だけで比べると見落としが出ます。電話番号やメールが「保有している会社のみ」で、保有している行だけに絞れない売り方では、連絡先のない行にも料金がかかります。同じ番号の行をまとめない売り方では、同じ会社に何度も料金を払うことがあります。次の2つの節で、データの中身を比べるときの見方を、リストハブの実データで説明します。

データの中身:業種ごとに入っている項目

業種によって、代表者名・従業員数・売上高が入っている割合が違うことを示すグラフ

同じ「営業リスト」でも、業種によって入っている項目が大きく違います。リストハブの収録データを業種ごとに数えると、次のとおりでした(割合は、その業種の件数のうち、その項目が入っている行の割合)。

業種 件数 電話番号 メール 問い合わせフォーム 代表者名 従業員数 売上高
飲食店 346,309 96.1% 9.8% 37.7% 3.1% 1.9% 0.5%
小売店・ショップ 265,579 96.1% 18.3% 61.3% 5.8% 3.6% 1.2%
不動産 220,106 96.0% 18.7% 48.1% 63.5% 6.5% 1.7%
建設・工事・リフォーム 211,705 94.3% 20.0% 69.5% 30.1% 12.4% 3.0%
製造業 195,538 83.9% 21.9% 65.0% 19.8% 19.0% 5.5%
美容・理容・エステ 175,093 85.1% 9.1% 42.4% 1.8% 1.0% 0.2%
自動車・バイク 156,625 83.5% 17.4% 61.8% 11.9% 5.8% 2.1%
教育・習い事 153,593 93.3% 24.8% 62.2% 3.7% 1.8% 0.4%
士業・コンサル・専門サービス 126,873 91.8% 23.6% 59.5% 21.3% 7.0% 1.8%
介護・福祉 114,570 95.0% 20.1% 68.6% 18.0% 10.2% 1.0%
病院・クリニック 107,451 97.9% 9.6% 41.0% 2.9% 2.4% 0.4%
運輸・物流 68,457 91.3% 15.9% 66.1% 15.0% 12.4% 3.6%
IT・通信・メディア 59,982 75.2% 26.3% 66.4% 39.5% 27.5% 10.2%
人材・ビジネスサービス 40,700 92.4% 25.3% 73.6% 15.6% 12.8% 5.0%
卸売・商社 40,341 91.6% 20.7% 68.2% 18.7% 18.3% 7.0%
金融・保険 22,408 93.8% 22.3% 62.7% 20.5% 11.0% 2.5%
全業種 3,044,702 90.4% 18.1% 55.8% 16.6% 7.2% 2.0%

表から分かることは3つです。

  1. 電話番号は、どの業種でも入っている割合が高い
  2. 代表者名・従業員数・売上高は、業種で大きく違う。 不動産・建設・ITは代表者名が入っている行が多く、飲食店・美容・病院は少ない
  3. メールアドレスより、問い合わせフォームのほうが多い業種がほとんど。 メールで営業するか、フォームで営業するかで、届く会社の数が変わる

売上高や従業員数で絞りたいときは、どのサービスでも、買う前に「その項目が入っている件数」を確かめてください。条件に「売上高あり」を入れると、件数が大きく減る業種があります。

電話番号が同じ行:まとめるかどうかで件数が約2割変わる

電話番号がある行のうち、ほかの行と同じ番号を持つ行の割合と、まとめたときに減る割合を示す図

どの営業リストでも、同じ電話番号の行が入ることがあります。チェーン店の本部の番号や予約センター、同じ建物に入っている会社などです。リストハブの収録データで、電話番号の書き方をそろえてから番号ごとに数えると、次のとおりでした。

数えたもの 結果
電話番号がある行のうち、ほかの行と同じ番号を持つ行(各番号の1行目も含む) 約35%
電話番号が同じ行を1行にまとめたときに減る行 約2割
同じ番号を10行以上で使っている行 約3%

同じ番号の行をまとめずに買うと、同じ会社に何度も電話をかけることになり、その分の料金も払うことになります。

リストハブでは、店名と電話番号が同じ店舗は、はじめから1行にまとめています。注文のときに、電話番号・メールアドレス・問い合わせフォームのURL・FAX番号のそれぞれについて、同じ行をまとめるかどうかを選べます。金額は、まとめたあとの件数で決まります。

ほかのサービスで買うときも、「件数は重複をまとめたあとの数か」「何が同じなら同じ会社とみなすか」を確かめてください。手元のリストで重複をまとめる方法は「Excelで営業リストの重複を消す方法」に書きました。

利用条件:転売・再ダウンロード・期限・支払い

料金や件数のほかに、買ったあとの扱いも会社ごとに違いました。公式ページで確かめた範囲で、確かめておきたい点を並べます。

確かめる点 公式ページにあった例
転売・再配布 規約で転売を禁止し、違反に違約金を定める会社がある
再ダウンロード 購入後7日間は同じデータを無料で再ダウンロードできる、などの決まりがある
先払いの期限 件数を先に買う形で、有効期限が365日の例がある
返金と差し替え ダウンロード後の返金はしない会社が多い。メールの不達やリンク切れ、郵便の戻りを件数やポイントで返す会社もある
支払い方法 クレジットカードのみ、銀行振込も可、審査つきの後払いあり、と分かれる
登録 登録不要の会社と、会社のメールアドレスでの登録が必要な会社がある

リストハブは、登録不要で、クレジットカードで支払います。ダウンロードできる期間は注文から7日間で、マイページから同じ条件で注文し直せます。

口コミ・評価:件数が少なく、謝礼つきの投稿も混ざる

データベースと収集ツールの8つについて、口コミサイトの評価と件数を確かめました。

サービス ITreview(評価・件数) BOXIL(評価・件数)
SalesNow 4.8・21件 4.68・28件(確かめた25件のうち22件は謝礼つきの投稿)
uSonar 4.2・285件 4.5・103件(確かめた25件はすべて謝礼つきの投稿)
Sales Marker 4.2・44件 3.8・5件
Musubu 3.8・35件 掲載を確かめられなかった
FutureSearch 4.8・13件 掲載を確かめられなかった
Urizo 4.4・4件 掲載を確かめられなかった
リスタ 4.0・1件(ITreviewでは「リスマ」のページ) 掲載を確かめられなかった
Listoru 0件 掲載を確かめられなかった

読むときに気をつける点は3つです。

  1. 件数が少ない。ITreviewの「営業リスト作成ツール」の分類は、50製品で口コミが合わせて377件でした。低価格のツールは0〜4件が多く、点数だけでは比べられません
  2. 謝礼つきの投稿が混ざる。BOXILには「謝礼をお渡ししています」と表示された投稿があります。点数を見るときは、投稿の経路も見てください
  3. Musubu・Sales Marker・SalesNowなど、評価の高いサービスの口コミにも、データの更新や正確さへの不満が書かれていました

口コミより確かなのは、無料の範囲で、自分の狙う地域・業種のデータを見ることです。

買う・使うときの法律:条文で確かめたこと

営業リストを買うことも、使うことも、法律で禁止されてはいません。ただし、中身と使い方によって守ることがあります。以下は条文とガイドラインで確かめた範囲で、個別の判断は専門家に確認してください。

法律 確かめたこと 根拠
個人情報保護法 会社そのものの情報(社名・所在地など)は個人情報に当たらない。代表者や担当者の氏名は個人情報に当たる 個人情報保護委員会 ガイドライン通則編、Q&A 2-6
個人情報保護法 個人データを第三者から受け取るときは、相手の名称・住所・代表者と、データを取得した経緯を確かめて記録し、保存する 第30条
個人情報保護法 名簿業者から名簿を買うこと自体は禁止されていない。不正に取得された名簿だと知りながら、または容易に知ることができたのに買うと、適正取得の決まり(第20条第1項)に反するおそれがある。売り手がオプトアウトの届出をしているかも確かめる 個人情報保護委員会 Q&A
特定電子メール法 会社が自分でインターネットに公表しているアドレスには、同意がなくても送れる。アドレスと一緒に「広告メールお断り」などの文言があれば送れない 第3条第1項第4号、施行規則第3条
特定電子メール法 送信者の名称と、受信を拒否する連絡先をメールに書く。拒否されたら以後は送らない 第3条第3項、第4条
特定商取引法 会社が事業のために結ぶ契約は、電話勧誘販売などの規定の対象外。個人事業主など、事業のための契約と言いにくい相手は対象外にならないことがある 第26条第1項第1号

メールアドレスは、その会社が自分のサイトで公表しているものかを確かめてください。ポータルサイトなど、ほかのサイトに載っていたアドレスは、会社自身が公表したものと言えない場合があります。営業メールの送り方は「購入した営業リストに営業メールを送るのは違法?」、電話営業は「電話営業(テレアポ)と特定商取引法」に詳しく書きました。

用途で選ぶと、どの方法になるか

こんなとき 合う方法
郵送DMの宛先が要る。地域ごとの法人の数を知りたい 1. 公的データ
数十件を、1社ずつ見て選びたい 2. 手作業
毎月、地域や業種を変えて何度も集めたい 3. 収集ツール
全国の決まった区分の名簿が、一式で要る 4. 名簿の一括購入
部署や人物の情報、CRM連携まで要る。毎月大量に取り出す 5. データベースの月額契約
条件が複雑で、リストづくりを人に任せたい 6. 作成代行
必要な地域と業種の分だけ、すぐ欲しい。先に件数と金額を見たい 7. 条件を絞って都度購入

方法は組み合わせられます。たとえば、公的データで地域ごとの法人の数を数えてから、電話番号やメールアドレスが入った分だけを都度購入する、という進め方があります。

買う前に確かめる10項目

営業リストを買う前に確かめる10項目のチェックリスト

どの方法でも、買う前や契約する前に、次の10項目を確かめてください。

  1. 件数は、重複をまとめたあとの数か。何が同じなら同じ会社とみなすか
  2. 欲しい連絡先(電話・メール・フォーム)が、狙う地域・業種で何件入っているか
  3. 連絡先が入っていない行にも料金がかかるか。連絡先がある行だけに絞って買えるか
  4. 単価の段階は「超えた分だけ下がる」形か、「全部の件数に下がった単価がかかる」形か
  5. 最低金額、契約期間、解約の条件
  6. データの出どころと、更新の頻度が書かれているか
  7. サンプルや無料の範囲で、電話番号の書き方や空欄の多さを見たか
  8. メールの不達や項目の誤りがあったときの扱い(返金・差し替え・件数の返還)
  9. 個人の氏名を含むなら、売り手の名称・住所とデータの取得経緯を確かめて記録したか。売り手がオプトアウトの届出をしているか
  10. 送る手段(メール・電話・FAX)ごとの法律と、相手が「お断り」を出していないか

1・2・5の決め方は「営業リストを買う前に決める5つ」に、費用の決まり方は「営業リストの購入費用と料金の決まり方」に書きました。

買ったあとにすること

リストは、手に入れてからが本番です。買ったあとは、次の順に整えると、同じ会社に重ねて連絡したり、断られた会社に送り続けたりするのを防げます。

  1. 文字化けを直して開く:「営業リストのCSVをExcelで開くと文字化けするときの直し方」
  2. 電話番号の書き方をそろえる:「電話番号の書き方をそろえる」
  3. 手持ちのリストと合わせて重複をまとめる:「Excelで営業リストの重複を消す方法」
  4. かける順番を決め、結果と「連絡しない会社」を記録する:「テレアポリストを無料で作る方法」の後半
  5. 半年から1年ごとに見直す:「営業リストは古くなる」

リストハブで買う場合

リストハブは、都道府県・市区町村と業種を選ぶと、件数と金額がその場で出る営業リストの販売サイトです。登録は要りません。クレジットカードで支払うと、通常1〜5分でCSVができ、マイページからダウンロードできます。

収録しているのは3,044,702件です。電話番号が入っている行は90.4%、問い合わせフォームのURLは55.8%、メールアドレスは18.1%、ホームページは83.4%です。

上の10項目に当てはめると、次のとおりです。

確かめる項目 リストハブの場合
1. 重複 店名と電話番号が同じ店舗は、はじめから1行。電話・メール・フォーム・FAXが同じ行をまとめるかは注文のときに選べ、金額はまとめたあとの件数
2・3. 連絡先 電話番号は基本情報に含む。メール・フォームは、ある行だけに絞って買える。件数と金額は見積りページで先に分かる
4. 単価の段階 超えた分だけ下がる形(下の表)
5. 最低金額・契約 最低500円(税別)。月額・契約期間なし
7. サンプル 伏字なしのサンプル10件と、納品するCSVのプレビューが無料

料金は「件数×単価」の足し算です(すべて税別)。

項目 単価
基本情報(社名・住所・電話番号・FAX・ホームページ・業種・営業時間) 1件5円。1万件を超えた分は4円、5万件を超えた分は3円
メールアドレス メールアドレスがある行だけ +5円
問い合わせフォームのURL フォームがある行だけ +10円(1万件を超えた分は+5円、5万件を超えた分は+3円)
代表者名・売上高 その項目がある行だけ。代表者名 +5円、売上高 +5円
設立年・資本金・従業員数 追加料金なし

基本情報だけで買った場合の金額は次のとおりです。

件数 税別 税込
100件 500円 550円
1,000件 5,000円 5,500円
1万件 50,000円 55,000円
3万件 130,000円 143,000円
10万件 360,000円 396,000円

地域と業種ごとの件数は「企業リスト・会社一覧」で見られます。

よくある質問

営業リストは買い切りですか、月額ですか

方法によります。名簿の一括購入と都度購入は、1回ごとの支払いです。収集ツールとデータベースの契約は月額で、6か月や12か月の契約になるものもあります。リストハブは、月額も契約期間もなく、1回ごとの支払いです。

営業リストの1件あたりの相場はいくらですか

売り方で大きく違います。今回確かめた範囲では、1件単位で買える販売会社の基本の単価は、3円〜55円でした(税の表記がない会社を含む)。名簿の一括購入は、1件あたりに直すと約0.1円〜約9円の例がありました。データベースの月額契約は、件数ではなく月額で払います。単価だけでなく、連絡先が入っている割合と重複で、実際に使える行の数も比べてください。

公称の件数が多いほうがよいですか

件数の数え方が会社ごとに違うので、そのままでは比べられません。法人のほかに組織や拠点を数えている例があります。狙う地域・業種で、欲しい連絡先が入っている会社が何件あるかを比べてください。

データはどのくらいの頻度で新しくなりますか

公式ページの書き方は、「毎日」「毎週」「ほぼ毎月」「直近60日以内に確認」、頻度の記載なし、と会社ごとに違いました。国税庁の法人番号のデータは、全件が毎月、差分が平日に毎日作られます。

無料のリストで足りますか

国税庁のデータには、電話番号とメールアドレスがありません。郵送DMなら足りることがあります。電話やメールの営業には、別のデータで連絡先を足す必要があります。

いちばん早く手に入る方法はどれですか

公的データはダウンロードしてすぐですが、絞り込みは自分で行います。リストハブは、支払い後、通常1〜5分でCSVができます。

購入前に中身を確認できますか

リストハブでは確認できます。見積りページで、件数・金額・納品するCSVのプレビュー(先頭10件・一部伏字)を無料で見られます。伏字なしのサンプル10件も無料でダウンロードできます。

買ったリストに営業メールを送ってよいですか

その会社が自分のサイトでアドレスを公表していて、近くに「広告メールお断り」などの文言がなければ、同意がなくても送れます(特定電子メール法 第3条第1項第4号)。送信者の名称と、受信を拒否する連絡先をメールに書き、拒否されたら以後は送りません。

代表者名が入ったリストを買うときに気をつけることは

代表者の氏名は個人情報に当たります。個人データとして受け取るときは、売り手の名称・住所・代表者と、データを取得した経緯を確かめて記録します(個人情報保護法 第30条)。

まとめ

営業リストの入手方法は、無料の公的データから、1件ずつ買う方法、月額のデータベース、作成代行まで7つあります。30社以上の公式ページを見比べると、料金の払い方だけでなく、件数の数え方、更新の頻度、連絡先がない行の扱い、重複のまとめ方、返金の決まりが会社ごとに違いました。

まず「用途で選ぶと、どの方法になるか」の表で、自分の用途に合う方法を決めてください。次に「買う前に確かめる10項目」で、候補のサービスを見比べます。必要な地域と業種が決まっているなら、下のボタンから、件数と金額を無料で確かめられます。

数字の出どころ:

  • 他社の料金と仕様:各社の公式サイトで、2026年10月31日に確かめました。税の表記は各社の表記のままです。名簿の一括購入と1件単位の販売は、販売会社ごとの名前を出さずにまとめています。会社ごとの料金は「営業リストの購入先おすすめ31選」にあります。1件単位の販売7社のうち、2社は問い合わせ制、1社は2022年から新しい名簿を入れていません
  • 口コミ:ITreviewとBOXILの各製品ページで、2026年10月31日に確かめた評価と件数です
  • 企業等の数:総務省・経済産業省「令和6年経済センサス-基礎調査」。法人番号の公表件数:国税庁 法人番号公表サイト(令和7年12月末)。新設法人の数:東京商工リサーチ(2026年5月公表)
  • 手作業の時間と人件費:「1件3分、時給1,500円」と仮定した計算です
  • リストハブの件数と割合:毎日更新している集計です(最新の集計日:2026年11月1日)。図のグラフは作成時の集計で、最新の数字は本文の表です
  • 電話番号が同じ行:リストハブの収録データで、電話番号の書き方をそろえてから番号ごとに数えました
  • リストハブの料金:表示の時点の料金です(税別)

数え方は「データの集め方・数え方」に書いています。


この記事は、営業リストの作成サービス「リストハブ」を運営するミルブレインズ合同会社の編集部が書いています。数字は、リストハブに収録している企業・店舗のデータを編集部が数えたものです。数え方と編集方針は「データの集め方・数え方と編集方針」にまとめています。誤りに気づいた方は、サポート窓口からお知らせください。

地域と業種を選ぶだけで、営業リストの件数がすぐ分かります

リストハブでは、全国約304万件の企業・店舗から、電話・メール・お問い合わせフォームのある会社を絞り込んでリストにできます。納品される CSV の中身は、買う前に見本で確かめられます。

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