営業リストを自作すると何時間かかる?手作業の時間と費用を購入と比べる

時計と書類の山を前に手作業で疲れる担当者と、天びん。営業リストを自作すると何時間かかるか
リストの作り方・使い方 公開 更新 文:リストハブ編集部

営業リストを手作業で作ると、100件・1,000件・1万件でそれぞれ何時間、いくらかかるのかを、1件あたりの作業時間と時給を仮定して計算しました。リストハブで買った場合の金額と並べ、件数・項目・頻度でどちらが向くかを整理します。

「テレアポのリストを100件、求人サイトから拾ってエクセルにまとめたら、何時間かかるのか」。営業リストを自分で作ろうとするとき、最初に気になるのはこの点です。

結論から言うと、かかる時間は1件あたりの作業時間に件数を掛けたもので、作業時間は人と条件でかなり違います。この記事では、手作業の流れを分けて見たうえで、「1件3分」「時給1,500円」といった仮定を置いて、100件・1,000件・1万件の時間と費用を計算します。リストハブで買った場合の金額も同じ件数で出して、どの条件ならどちらが向くかを比べます。

数字はすべて「仮定を置いた計算」です。実際の作業時間を調べた統計があるわけではありません。自社で10件ほど試して時間を測り、仮定の数字を入れ替えて使ってください。

手作業で営業リストを作る流れ

営業リストを手で作るときの作業は、だいたい次の5つに分かれます。

  1. 探す:求人サイトや地図、検索で、狙う地域・業種の会社を見つける
  2. 開く:会社のホームページを開き、会社概要のページまで進む
  3. 写す:社名・住所・電話番号を表に写す。メールアドレスやお問い合わせフォームのURLがほしければ、ホームページの中から探して写す
  4. 整える:同じ会社が何行も入っていないか、表記がそろっているかを確かめて直す
  5. 確かめる:番号の打ち間違い、閉業や移転がないかを見る

時間がかかるのは、2と3です。1社ずつページを開いて探すので、件数に比例して増えます。メールアドレスのように載っていない会社が多い項目は、探したのに見つからない時間も含まれます。メールアドレスが載っている会社は、リストハブの収録データで全体の18.8%です(2026年10月12日)。

4の整える作業は、リストの出どころが複数あるほど増えます。電話番号の書き方がそろっていないと、同じ番号でも別の行として扱われます。やり方は「電話番号の書き方をそろえる」と「Excelで重複をまとめる」にあります。

1件あたりの時間と時給を仮定して、費用を計算する

計算に使うのは、次の2つの仮定です。

  • 1件あたりの作業時間:基本の項目(社名・住所・電話番号)だけなら、例えば1件3分とします。メールアドレスとフォームのURLも探して写すなら、例えば1件5分とします
  • 時給:例えば1,500円とします(人件費として換算するための仮の数字です)

この仮定だと、1件あたりの人件費は次のとおりです。

  • 1件3分:3÷60×1,500円=75円
  • 1件5分:5÷60×1,500円=125円

件数ごとの作業時間と人件費は、次の表になります。

件数 1件3分(基本項目のみ) 1件5分(メール・フォームも探す)
100件 300分=5時間、7,500円 500分=約8.3時間、12,500円
1,000件 3,000分=50時間、75,000円 5,000分=約83.3時間、125,000円
1万件 30,000分=500時間、750,000円 50,000分=約833.3時間、1,250,000円

検算:100件×3分=300分(5時間)、5時間×1,500円=7,500円。1,000件はその10倍で50時間・75,000円、1万件は100倍で500時間・750,000円です。5分の場合も同じ掛け算で、100件×5分=500分、500分÷60×1,500円=12,500円になります。

1日8時間働くとして、1,000件の50時間はおよそ6日分、1万件の500時間は約62日分です。1万件を一人で作ると、毎日8時間でも3か月近くかかる計算になります。これに4の整える作業と5の確かめる作業が加わります。

この表は「ずっと同じペースで作業できた場合」です。実際には、慣れて速くなる面と、疲れて打ち間違いが増える面の両方があります。

購入した場合の費用(リストハブの料金で計算)

同じ件数を、リストハブで買った場合を計算します。金額は税別です。

  • 基本情報(社名・住所・電話番号・FAX・ホームページ・業種・営業時間):1件5円(1万件を超えた分は4円、5万件を超えた分は3円)
  • メールアドレス:メールがある行に+5円
  • お問い合わせフォームのURL:フォームがある行に+10円(1万件を超えた分は+5円、5万件を超えた分は+3円)
  • 最低ご注文金額:500円

まず、基本情報のみで買う場合です。

件数 税別 税込
100件 500円 550円
1,000件 5,000円 5,500円
1万件 50,000円 55,000円

計算の過程です。

  • 100件:5円×100件=500円です。小計が最低ご注文金額(500円)に満たない場合は、500円になります
  • 1,000件:5円×1,000件=5,000円です
  • 1万件:5円×1万件=50,000円です。消費税を加えると55,000円です

次に、メールアドレスとフォームのURLも付ける場合です。ここでは、全行にメールもフォームも入っている最大の場合で計算します。実際は、入っている行の分だけが追加料金になるので、これより安くなります。

1件あたり、5円+5円+10円=20円です。

件数 税別 税込
100件 2,000円 2,200円
1,000件 20,000円 22,000円
1万件 200,000円 220,000円

検算:100件は20円×100=2,000円、1,000件は20,000円、1万件は200,000円です。

自作と購入を並べて比べる

先ほどの仮定(1件3分、時給1,500円)で、人件費と購入費用(基本情報のみ、税別)を並べます。

件数 自作(人件費) 購入
100件 7,500円(5時間) 500円
1,000件 75,000円(50時間) 5,000円
1万件 750,000円(500時間) 50,000円

メールとフォームも付ける場合(自作は1件5分、購入は全行にどちらも入っている最大の場合)は、次のとおりです。

件数 自作(人件費) 購入
100件 12,500円(約8.3時間) 2,000円
1,000件 125,000円(約83.3時間) 20,000円
1万件 1,250,000円(約833.3時間) 200,000円

境目の目安も計算しておきます。1件3分・時給1,500円だと、自作の人件費は1件75円です。購入が最低ご注文金額の500円で済む件数では、500円÷75円=約6.7件が分かれ目になり、7件以上なら購入のほうが安くなります。時給を1,000円と仮定すると、1件50円になるので、11件以上で購入のほうが安くなります。

ただし、この比較には条件があります。

  • 自作の人件費は、実際にお金が出るわけではありません。自分や社内の担当者が作業する時間を、時給で換算した数字です。その時間にほかの仕事をしていなかったなら、現金の持ち出しはありません
  • 購入は、リストハブに収録されている会社に限られます。収録されていない会社や、特殊な条件の相手は、買っても入っていません
  • 購入の最低ご注文金額は、500円(税別)です。ごく少ない件数なら、買うより自作のほうが安く済みます

どちらが向くか

件数・項目・頻度の3つで考えると、選びやすくなります。

自作が向くのは、次のような場合です。

  • 数十件までで、1社ずつ調べて、相手に合わせた準備をしたいとき
  • 「この展示会の出展企業」「この団体の会員」のように、データベースにない条件で相手を決めているとき
  • 一度きりで、作業の時間が余っているとき

購入が向くのは、次のような場合です。

  • 数百件を超えるとき。時間の差が大きくなり、人件費の合計が購入費用を上回りやすくなります
  • 電話番号に加えて、メールアドレスやフォームのURLもほしいとき。自作では項目を増やすほど1件の時間が延びます
  • 地域や業種を変えて、何度もリストを作り直すとき
  • 重複や表記ゆれを、手で直す時間を避けたいとき

自作と購入は、片方だけを選ぶ必要はありません。購入したリストをもとに、特に大事な相手だけを手で調べ足す使い方もあります。集め方の全体は「営業リストの作り方・買い方」の手順4に、無料のデータで集める方法は「企業リストを無料で手に入れる方法」にあります。購入後にそのままかける前の整え方は「テレアポリストの作り方」にまとめました。

自作の時間を短くするコツ

自作する場合でも、次のことで時間を減らせます。

  • 先に写す項目を絞る:電話営業なら、メールやフォームは探しません
  • 表の列を先に決める:途中で列を足すと、写し直しになります。テンプレートを使うと、列の並べ方で迷いません
  • 10件で時間を測ってから始める:仮定ではなく、実際の数字で全体の時間を出せます
  • 重複は最後にまとめてチェックする:1件ずつ確かめるより、番号で並べ替えて一度に探すほうが速くなります

営業リストの自作についてのよくある質問

テレアポのリスト100件は、手作業で何時間かかりますか

1件あたりの時間で決まります。例えば1件3分なら、100件で300分(5時間)です。基本の項目だけでなく、メールアドレスも探すなら、1件あたりの時間が延びます。自社で10件試して、その時間を10倍すると、100件の時間の見当がつきます。

自作と購入では、どちらが安いですか

件数と、作業する人の時給の仮定で変わります。1件3分・時給1,500円と仮定すると、7件以上なら購入のほうが安くなります。それより少ない件数なら、自作のほうが安く済みます。

購入の最低金額が気になります。少ない件数でも買えますか

買えます。リストハブの最低ご注文金額は500円(税別)なので、件数が少ないときは、その金額になります。

買う前に、中身を確かめられますか

見積りと、納品CSVの先頭10件のプレビュー、伏字なしのサンプル10件は無料です。件数と金額は見積りページで確認できます。サンプルはこちらから取り寄せられます。

料金の詳しい計算を知りたいです

「営業リストの購入費用と相場」に、値段の決まり方と、計算の例を書いています。

数字の出どころ:

  • 作業時間・時給:この記事で置いた仮定です(1件3分または5分、時給1,500円または1,000円)。実測や統計ではありません。実際の数字は、人や条件で変わります
  • 料金:リストハブの今の料金で計算しています。金額は税別で、税込の列は消費税10%を加えた金額です
  • メールアドレスの割合:リストハブの公開ページに表示されている値です。2026年10月12日に確認しました。毎晩集計し直しているので、日々変わります

数え方は「データの集め方・数え方」に書いています。


この記事は、営業リストの作成サービス「リストハブ」を運営するミルブレインズ合同会社の編集部が書いています。数字は、リストハブに収録している企業・店舗のデータを編集部が数えたものです。数え方と編集方針は「データの集め方・数え方と編集方針」にまとめています。誤りに気づいた方は、サポート窓口からお知らせください。

地域と業種を選ぶだけで、営業リストの件数がすぐ分かります

リストハブでは、全国約302万件の企業・店舗から、電話・メール・お問い合わせフォームのある会社を絞り込んでリストにできます。納品される CSV の中身は、買う前に見本で確かめられます。

営業リストを作る

ほかのコラム

コラムの一覧へ