金融・保険に分類した20,189件を、証券・保険、銀行・金融、投資に分けて数えました。メール・フォーム・電話・ホームページが分かる割合、都道府県の偏り、銀行・信用金庫の本部を金融庁の一覧で補う方法を、2026年10月12日の集計でまとめています。
金融・保険業界に、システム、人材、広告、オフィス用品などを売りたい。そう考えたとき、最初に困るのは「どこまでが対象で、何件あって、どの窓口に連絡できるのか」が見えないことです。保険代理店は全国に散らばっていて、銀行や信用金庫は数が限られています。同じ金融でも、手の届き方がまったく違います。
リストハブに収録している約288万件の企業・店舗のうち、「金融・保険」に分類したのは20,189件です(2026年10月12日集計)。この記事では、その内訳と、メール・お問い合わせフォーム・電話・ホームページが分かる割合、都道府県ごとの偏りを数えました。
あわせて、銀行や信用金庫の本部は、金融庁が公表している一覧で補えることも説明します。扱うのは本社・本部の窓口だけで、支店への営業は対象にしていません。
金融・保険は20,189件。保険は7割がフォーム、銀行・金融はメールが少なめ

リストハブでは、金融・保険を3つの細かい業種に分けています。2026年10月12日の集計は次のとおりです。
| 業種 | 件数 | 電話 | ホームページ | フォーム | メール | メール+フォーム |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融・保険(全体) | 20,189 | 96.2% | 87.8% | 68.7% | 24.5% | 4,069件(20.2%) |
| 証券・保険 | 14,060 | 97.5% | 87.1% | 70.6% | 28.1% | 3,209件(22.8%) |
| 銀行・金融 | 5,822 | 93.6% | 88.9% | 63.8% | 15.8% | 806件(13.8%) |
| 投資 | 200 | 80.5% | 97.0% | 75.5% | 25.5% | 38件(19.0%) |
「メール+フォーム」は、メールアドレスとお問い合わせフォームの両方が分かる会社の数です。
全業種の平均は、業種別に数えた記事(2026年10月10日集計)で、電話93.2%、フォーム58.7%、メール19.1%でした。金融・保険は、フォームが10.0ポイント、メールが5.4ポイント高くなっています。細かい業種で見ると、差がはっきり出ます。
- 証券・保険:14,060件で全体の7割を占めます。フォームは70.6%、メールは28.1%です。メールかフォームのどちらかで連絡できる会社は10,661件(75.8%)あります。掲載情報の多い順に並べた上位には、保険事務所、保険サービス、生命保険会社、証券会社の名前が並びます。
- 銀行・金融:5,822件です。銀行や信用金庫のほか、信販・保証、貸金などの会社が入ります。フォームは63.8%ですが、メールは15.8%で、6社に1社弱です。どちらかで連絡できる会社は3,826件(65.7%)です
- 投資:200件と小さな業種です。電話は80.5%で、ほかの2業種より低く、ホームページは97.0%あります。フォームは75.5%、法人番号が分かる会社は69.5%です
金融・保険全体では、メールかフォームのどちらかで連絡できる会社が14,743件(73.0%)あります。電話番号がある会社は19,414件(96.2%)で、いちばん広く届くのは電話です。FAX番号が分かる会社は985件(4.9%)で、FAXを中心にする計画は立てにくい業種です。
東京が15%。愛知と北海道が続き、保険と銀行・金融で顔ぶれが違う

都道府県別の件数が多い10都道府県は次のとおりです。構成比は、金融・保険20,189件に対する割合です。
| 順位 | 都道府県 | 件数 | 構成比 | 証券・保険 | 銀行・金融 | フォーム | メール |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 3,035 | 15.0% | 1,942 | 927 | 70.9% | 24.7% |
| 2 | 愛知県 | 1,279 | 6.3% | 1,097 | 176 | 65.1% | 25.7% |
| 3 | 北海道 | 1,252 | 6.2% | 782 | 461 | 60.5% | 18.0% |
| 4 | 神奈川県 | 1,164 | 5.8% | 1,004 | 155 | 56.1% | 20.4% |
| 5 | 大阪府 | 956 | 4.7% | 723 | 211 | 71.2% | 31.4% |
| 6 | 静岡県 | 889 | 4.4% | 593 | 291 | 64.3% | 21.5% |
| 7 | 埼玉県 | 782 | 3.9% | 587 | 188 | 74.7% | 19.7% |
| 8 | 兵庫県 | 754 | 3.7% | 467 | 285 | 65.8% | 26.4% |
| 9 | 千葉県 | 737 | 3.7% | 520 | 212 | 76.1% | 23.5% |
| 10 | 長野県 | 569 | 2.8% | 483 | 86 | 47.5% | 13.2% |
上位3都道府県で27.6%(5,566件)、上位10都道府県で56.6%(11,417件)です。東京だけで15%を占めますが、残りの85%は全国に散らばっています。東京に絞ると、取りこぼす会社が多い業種です。
細かい業種に分けると、地域の顔ぶれが変わります。
- 証券・保険は、愛知県が1,097件で、東京都(1,942件)に次ぐ2位です。神奈川県が1,004件、北海道が782件、大阪府が723件と続きます
- 銀行・金融は、東京都が927件で、2位が北海道の461件です。静岡県が291件、兵庫県が285件、茨城県が239件で、愛知県(176件)や神奈川県(155件)より多くなっています
愛知県と神奈川県は証券・保険に厚く、北海道、静岡県、兵庫県は銀行・金融の比率が高めです。営業する商材が保険代理店向けなのか、信販・貸金・信金向けなのかで、先に回る地域が変わります。
窓口の公開率にも地域差があります。件数が200件以上の都道府県で比べると、メールは福岡県37.8%(497件)、岡山県36.1%(244件)が高く、山梨県13.1%(312件)、熊本県13.1%(260件)、長野県13.2%(569件)が低くなっています。フォームは福島県82.7%(376件)、岩手県81.3%(240件)が高く、山梨県45.5%、長野県47.5%が低くなっています。
長野県と山梨県は、メールもフォームも低い地域です。ここは電話や郵送のDMを中心に組み立てたほうが、届く件数を確保できます。福岡県や大阪府のようにメールが3割を超える地域は、メールを先に使えます。
都道府県ごとの公開率の傾向は、都道府県別のメール公開率でも数えています。
銀行・信用金庫の本部は、金融庁の一覧で補える

銀行、信用金庫、労働金庫、生命保険会社などは、事業を始めるのに免許や登録が要ります。免許・登録を受けた事業者は、金融庁が一覧として公表しています。ページの名前は「免許・許可・登録等を受けている事業者一覧」です。
2026年10月12日に確かめた件数と時点は、次のとおりです。
| 区分 | 件数 | 時点(金融庁の表示) | 一覧 |
|---|---|---|---|
| 都市銀行・信託銀行・その他 | 36行 | 2026年9月24日 | 銀行(PDF) |
| 地方銀行 | 61行 | 2026年5月26日 | 同上 |
| 第二地方銀行 | 34行 | 2026年5月2日 | 同上 |
| 信用金庫 | 254金庫(信金中央金庫を除く) | 2025年11月6日 | 信用金庫(PDF) |
| 生命保険会社 | 41社 | 2026年10月1日 | 生命保険(PDF) |
| 損害保険会社 | 35社 | 2026年4月1日 | 損害保険(PDF) |
| 貸金業者(財務局長登録) | 246社 | 2026年8月31日 | 貸金業者(PDF) |
| 金融商品取引業者 | 1,951(第一種293、投資助言・代理1,007、投資運用463など) | 2026年8月31日 | 金融商品取引業者(PDF) |
件数は、金融庁の各一覧の見出しに書かれた数字です。金融商品取引業者は、同じ業者が複数の登録を受けていることがあり、合計と内訳は一致しません。労働金庫(13金庫)や保険仲立人(64社)、資金移動業者(85社)の一覧もあります。
銀行は国内に100行台、信用金庫は250金庫台です。保険代理店の2万件に比べると、本部の数は限られています。そのため、一覧に載った会社を1社ずつ確かめる営業が成り立ちます。
この一覧には、法人番号、本店の所在地、代表の電話番号が載っています。メールアドレスとフォームの欄はありません。リストハブのリストと組み合わせると、抜けが分かります。
- 金融庁の一覧から、狙う区分(たとえば地方銀行61行と第二地方銀行34行)を選ぶ
- リストハブの銀行・金融のリストと、法人番号か社名で突き合わせる
- リストにある会社は、メール・フォーム・ホームページの有無を見て、連絡手段を決める
- リストにない会社は、金融庁の一覧にある代表電話番号から連絡する
このやり方なら、ウェブ上に窓口が少ない本部も、対象から落とさずに済みます。更新時点は区分ごとに違うので、使う日に最新の一覧を開き直してください。
相手ごとの連絡手段の選び方

ここまでの数字から、相手の種類ごとに手段を組み立てると、次のようになります。
| 相手 | 先に使う手段 | 補う手段 |
|---|---|---|
| 保険代理店・保険事務所 | フォーム | メール、電話 |
| 信販・保証・貸金などの会社 | フォーム | 電話 |
| 投資・資産運用の会社 | フォーム | メール |
| 銀行・信用金庫の本部 | 代表電話 | 法人向けの窓口 |
保険代理店は数が多く、1社ずつ電話するには手間がかかります。フォームの公開率が7割を超えるので、フォームでの営業と相性がよい相手です。フォームの営業文はフォーム営業のやり方に例文があります。複数の店が同じフォームを使っている場合があるので、送る前に共有フォームの見分け方も確かめておくと、同じ窓口への重複を避けられます。
信販・保証・貸金の会社は、メールが6社に1社弱しか載っていません。メールだけで始めると、届く件数が少なくなります。フォームか電話を軸にして、メールがある会社には営業メールの書き方に沿った文面で追加で送る、という分け方ができます。
銀行・信用金庫の本部は、お問い合わせフォームが顧客向けの窓口になっていることがあります。営業の文面を送る前に、法人や取引先向けの窓口が別にあるかを確かめてください。確かめにくいときは、代表電話から担当部署を聞くのが確実です。
連絡手段によって、守る決まりも変わります。メールは特定電子メール法、電話は電話勧誘販売の規定、FAXは特商法の規定がそれぞれ関わります。いずれも、断られた相手には連絡しない運用にしておくと、あとの手間が減ります。
金融庁の一覧ページには、金融商品取引業者はメールの中にパスワード入力を促すページのURLやログインリンクを載せないなどの措置が求められている、と書かれています。金融機関に届くメールは、リンク付きのものに警戒されやすいと考えられます(編集部の推測です)。営業メールは、URLを会社のホームページ1本に絞り、本文で会社名と用件を先に伝えると読んでもらいやすくなります。
件数を確かめて、無料サンプルで試す

リストハブでは、業種と地域を選ぶと、該当する件数がその場で分かります。件数の確認と、納品されるCSVのプレビューは無料です。
- 金融・保険のページを開く
- 細かい業種(証券・保険、銀行・金融、投資)と都道府県を選ぶ
- 「メール」「フォーム」「メール+フォーム」の絞り込みで、使う手段に合う件数を見る
- 見積りページのプレビューから、伏字なしの先頭10件の無料サンプルを受け取る
たとえば、保険代理店にフォームで営業するなら証券・保険のフォーム付きリストの9,924件、メールと併用するならメール・フォーム付きのリストの3,209件が出発点です。愛知県や北海道のように、地域を絞った件数も、同じ画面で確かめられます。
リストを手に入れたあとの動き方も触れておきます。お問い合わせフォームから営業文を送るなら、同じ会社(ミルブレインズ合同会社)のIZANAGIが使えます。リストを買うより、自分の条件で集めたい場合は、IZANAMIが地図サイトやポータルサイトから会社の情報を集めます。
金融・保険の営業リストについてよくある質問

金融・保険の営業リストは、何件ありますか
リストハブでは、2026年10月12日の集計で20,189件です。内訳は、証券・保険が14,060件、銀行・金融が5,822件、投資が200件です。メールアドレスが分かる会社は4,937件(24.5%)、お問い合わせフォームがある会社は13,875件(68.7%)です。件数は毎日集計し直しています。
銀行や信用金庫の本部は、どこで確かめられますか
金融庁の「免許・許可・登録等を受けている事業者一覧」に、銀行、信用金庫、労働金庫の免許を受けた事業者が載っています。法人番号、本店の所在地、代表の電話番号が分かります。リストハブの銀行・金融のリストと法人番号や社名で突き合わせると、メールやフォームの有無も分かります。
保険代理店には、メールとフォームのどちらが届きやすいですか
リストハブの数字では、フォームが70.6%、メールが28.1%で、フォームのほうが多くの会社に届きます。ただし、長野県はフォームが46.2%と低く、福岡県はメールが42.5%と高いなど、地域で差があります。
銀行・金融の会社に、メールで営業できますか
メールアドレスが分かる会社は15.8%(919件)です。メールだけで始めると、届く相手は限られます。フォームが63.8%(3,713件)、電話が93.6%なので、フォームと電話を軸にして、メールがある会社に追加で送る組み立てが現実的です。メールの決まりは特定電子メール法の記事にまとめています。個別の判断は専門家に確認してください。
無料で、どこまで確かめられますか
業種と地域を選んだ件数の確認、CSVのプレビュー、伏字なしの先頭10件の無料サンプルまでが無料です。使いたい項目が入っているかを、購入前に自分の目で確かめられます。
集計の方法:リストハブに収録している企業・店舗のうち、業種が「金融・保険」の20,189件(細かい業種は証券・保険、銀行・金融、投資)を、2026年10月12日に数えました。電話・ホームページ・フォーム・メールの割合は、各ページの「データ概況」の表示です。メールは、会社のものではないアドレスを除いて数えています。
- 都道府県別の件数と割合は、各都道府県の「金融・保険」のページの表示です。構成比は20,189件に対する割合です。都道府県の比較は、件数が200件以上のところを対象にしています
- 「メールかフォームのどちらか」は、メールの件数とフォームの件数を足し、両方ある件数を引いて求めました
- 全業種の平均(電話93.2%、フォーム58.7%、メール19.1%)は、業種別に数えた記事の2026年10月10日の集計です
- 数字は、ウェブ上で公開されている情報をもとにしています。日本のすべての会社を調べたものではありません
確かめた資料(2026年10月12日に確認)
- 免許・許可・登録等を受けている事業者一覧(金融庁):銀行、信用金庫、労働金庫、生命保険、損害保険、保険仲立人、貸金業者、資金移動業者、金融商品取引業者の各一覧の見出しの件数と時点
- 銀行(金融庁、PDF)・信用金庫(PDF)・労働金庫(PDF):法人番号、本店等所在地、代表等電話番号の列があること
この記事は集計結果の説明です。法律の個別の判断は専門家に確認してください。
この記事は、営業リストの作成サービス「リストハブ」を運営するミルブレインズ合同会社の編集部が書いています。数字は、リストハブに収録している企業・店舗のデータを編集部が数えたものです。数え方と編集方針は「データの集め方・数え方と編集方針」にまとめています。誤りに気づいた方は、サポート窓口からお知らせください。